本記事では、東京バビロンの続編とされている作品「X」について紹介しています。
また、東京バビロンは過去に実写化、OVA作品としても公開されています。
なお、以下の記事では【東京バビロン】最終回のネタバレと感想。についてまとています。
漫画「東京バビロン(babylon)」結末はバッドエンドとなった最終回のネタバレと感想をまとめています。全巻を通しての事…
東京バビロンの続編にあたる作品は「X」
「東京バビロン」は1993年に連載終了となりました。
同時に1992年、「X」が「月刊ASUKA」で開始されます。
これがいわゆる東京バビロンの続編にあたる作品とされます。
「X」は舞台を東京に設定し、陰陽道や魔術などを使う超能力者たちが、地球存亡をかけて戦うというストーリーです。
主人公は神威(カムイ)という少年に移行し、当初は全く別作品のようにとらえられていました。
しかし、「X」の物語が進行する際に、能力者を東京に集結させるイベントが発生。
その時に最強の陰陽師として出現するのが、皇昴流です。
これはかなり驚きました!
「X」はカルト的な人気があり、「東京バビロン」を知らなかった人でもここで「東京バビロン」を知ることになったのです。
そして急いで「東京バビロン」を読むと、これまた別の「X」登場人物である、桜塚星史郎もいるではありませんか。
しかも壮絶なバッドエンドという……。
「X」は群像劇のような部分があり、それぞれに家族や背景があります。
当然、「X」のストーリー上で昴流と星史郎の過去が明かされ、ふたりはついに決戦の時を迎えるのです。
この結果も凄まじく……。
続きは「X」をご覧ください。
ただしお食事時は避けたほうが無難です。
東京破壊シーンや、残酷描写が多いため阪神大震災などの災害と時期が重なった「X」は、CLAMPにより現在自主的に連載が停止している状態です。
すでに劇場版やアニメが作られたため、ほぼ結末が予想されてはいますが、全巻集めたいファンも多く、常に再開を求められています。
関連記事:X(CLAMPの漫画)の最終回の結末は?名シーン名セリフも紹介!
本記事では、東京バビロンの続編となる、X(CLAMPの漫画)の最終回の結末ネタバレを掲載しています。また、本作に登場する…
「東京バビロン」OVAと実写化の過去
実は「東京バビロン」自体、「X」と同じように実写化された過去があります。
OVAと実写映画という形で制作され、OVAは1992年に、実写化は1993年にリリースされました。
ビデオ媒体は当時異常なほどの高額設定であったため、購入者も多くはなく、結果的にはあまりヒットせず終わってしまったという残念な作品です。
どちらもオムニバス形式となっているエピソードを再現したもので、昴流と星史郎の物語という点においてはほとんど意味が不明となっています。
実写版ビデオ映画は「東京バビロン1999」でリリースされており、今回のアニメ化の作品名である「東京バビロン2021」の起源となっているようです。
「東京バビロン2021」では出来るだけ物語に忠実であってほしい……とファンは願ってやみません!
ついでに「X」もどうか再開してください!
漫画・アニメの符号「バビロン」の意味について
「バビロン」と聞くと今のアニメや漫画ファンならFGOなどを連想するのではないでしょうか。
古いアニメなら「バビル2世」がありますね。
古代バビロニアの王、英雄王が慢心王ギルガメッシュであることは非常に有名です。
実際にバビロンという都市は存在しました。
加えてアニメやラノベなどでも多数の作品がバビロンをモチーフにしています。
もちろん歴史上の知識でも問題はないのですが、「東京バビロン」の場合は意味を知っているとより楽しめる部分があります。
「バビロン」は聖書では「バベル」と呼ばれ、「バベルの塔」を建てたことで知られる都市です。
豊かな「バベル」の都市の民は慢心し、神にまで届く塔を建てようとしました。
それを見て怒った神は塔を破壊し、同時に都市の民の言葉をひとりずつ違ったものに変えてしまいます。
互いに言葉が通じなくなった民は混乱し、「バベル」は崩壊するのでした。
つまり「バベル」「バビロン」は「混乱」「混沌の都」の意味を持つのです。
CLAMPはこれを「東京」に見立てているのですね。
こんな裏モチーフを知っておくと、タイトルをヒアリングしただけでうっすら物語が予測できたりします。
関連記事:東京バビロンの名言。すばる・北都・せいしろうのネタバレや過去も紹介!
東京バビロンの作中の名言や名シーンについてまとめています。また主要登場人物の3人、昴流(すばる)、北都(ほくと)、星史郎…