本記事では、アニメ『ストライクウィッチーズ』がストパンと呼ばれる理由、そして作中でのカップリングにどんな組み合わせがあるのか?について紹介しています。
ストパンと呼ばれる理由は?
「ストライクウィッチーズ」は「ストパン」の略称で呼ばれています。
これは「パンツ」の略称です。
ストライカーという脚部にエンジンを装着する彼女たちは、ズボンの概念がパンツを指しています。
3期5話で、ハルトマンがズボン探しをする際に発見されたのが「パンツ」でしたが、彼女たちにとってはこれが正式なズボン。
よって「ストライクパンツ」=「ストパン」と略されるようになったのです。
サービスシーンが多いストライクウィッチーズでは、ウィッチである彼女たちの下半身からのアングルが多く、これも嬉しいポイントとなっています。…そのはずです。
世界観とカップリング
旧ヨーロッパ地名がガンガン使用されていて、これがわかると楽しいです!
主人公・宮藤の母国は日本ですが、ストライクウィッチーズの世界では「扶桑皇国」とされています。
モデルは「大日本帝国」、つまり第二次世界大戦の時代の世界呼称に準拠しています。
ストライクウィッチーズの世界は、1940年代から世界線が異なっており、「ネウロイの襲撃を受けて、少女たちが戦う」世界です。
そのため国別の呼称は現在とは大きく異なります。
実際に聞いただけではわからないこともありますが、これはミリタリー関連に詳しい方々にとってはそれほど難しくないことのようです。
以下は501部隊の所属国一覧となります。
- 宮藤、服部、坂本:扶桑皇国=日本
- リーネ:ブリタニア=イギリス
- ミーナ、バルクホルン、ハルトマン:帝政カールスラント=ドイツ
- ペリーヌ:ガリア共和国=フランス
- ルッキーニ:ロマーニャ公国=イタリア
- シャーリー:リベリオン合衆国=アメリカ合衆国
- エイラ:スオムス=フィンランド
- サーニャ:オラーシャ帝国=ソビエト連邦
登場人物は美少女だけど、世界大戦で活躍した英雄がモデル
愛らしい美少女たちが活躍する「ストライクウィッチーズ」ですが、発案者でデザインなどを構築した島田フミカネ氏がかなりのミリタリーマニアであるため、使用されるストライカーは軍事航空機がモデルになっています。
同様に主人公たちも、モデルが存在します。
某大手オンラインソーシャルゲームがミリタリーと美少女という要素を取り入れ、人気を博していますが島田フミカネ氏はもともとこれらの組み合わせを使い、同人誌やコナミ製のフィギュア「メカ娘」などを手掛けてきました。
作家の慧眼は恐るべきものです。
そのため「ストライクウィッチーズ」が某ゲームに似ているのではありません!
むしろ某ゲームのほうが、後進なのです!
以下モデルとされている英雄です。
思いっきり「そのまま」のケースもあります。
- 宮藤:武藤金義(「空の宮本武蔵」と呼ばれている英雄)
- 坂本:坂井三郎(「大空のサムライ」という著書が有名な英雄)
- ミーナ:ヴォルフ=ディートリッヒ・ヴィルケ(ドイツ空軍エースパイロット)
- ペリーヌ:ピエール・クロステルマン(「撃墜王」という書籍を残したフランス空軍英雄)
- バルクホルン:ゲルハルト・バルクホルン(撃墜機300を誇るドイツ空軍英雄)
- ハルトマン:エーリヒ・ハルトマン(ドイツ空軍トップエース、「黒い悪魔」)
- シャーリー:チャールズ・E・イェーガー(人類初の有人超音速飛行者)
- ルッキーニ:フランコ・ルッキーニ(イタリア空軍第2位の撃墜数を誇る英雄)
- エイラ:エイノ・イルマリ・ユーティライネン(「無傷の撃墜王」。被弾経験無し)
- サーニャ:リディア・リトヴァク(女性エースパイロット。スターリングラードの白薔薇)
- リーネ:リーネだけは不明です
- 服部:羽藤一志(日本海軍の英雄でエースパイロット)
百合関係?親友同士?の微妙な表現……に萌えるカップリング!
ストライクウィッチーズでは1期から「仲良し」の相手設定がしっかりと固まっています。
2期で坂本少佐が脱退するので、3期では若干の揺らぎがありますが、基本的にはほぼ一緒です。
宮藤以外のウィッチたちの主役回では、カップリングの相手との友情がポイントとなることが多く、覚えておくとよりニヤニヤしながら楽しめます。
強いて言うなら、1期で同じく新入隊員だったリーネとカップルであることが多いです。
互いにフィンランド共和国と旧ソビエト連邦の北方出身ということもあり、ルームメイトでもあります。
特にファンの間で伝説となったのは、2期のエイラ・サーニャ回。
ここでエイラは、サーニャに「サーニャが行きたいなら、どこにだって行ってもいい」と言い、告白しています。「ストライクウィッチーズ」公認百合カップルです。
同じくほぼ公認ですが、「エイラーニャ」より姉妹関係に近いカップリングが、シャーリーとルッキーニです。
シャーリーの巨乳にルッキーニが良く馴染んでいます。
ルッキーニは一人だけツインテール、陽気、しましま模様ズボンですから、すごく目立つ少女です。
陽気な2人ですが、ルッキーニがいたずらを仕掛け、シャーリーが悪ノリしたり、反対に叱ったりすることがあります。
ほほえましい二人です。
2期でほぼ確定したのが、バルクホルンとエーリカ・ハルトマンのカップリングです。
エーリカは要領の良い少女で、美味しいところ取りをしますが、バルクホルンはハイパー真面目な兵士なのでそれを許さない気風があります。
バルクホルンには妹がおり、エーリカはその代理のような位置…のような関係でしたが、3期でバルクホルンが「ハルトマンのいないベルリンなんて……」と発言。
ファンの間で盛り上がりました。
坂本少佐は少し難しい立ち位置にあります。
坂本少佐に憧れている少女が、ペリーヌ。
坂本少佐の良き同僚なおかつ相談相手がミーナ。
誰からも好かれる「男らしい」坂本少佐は、宮藤の憧れでもあります。
ペリーヌはほぼ坂本少佐に心酔しており、最初は宮藤にライバル心を燃やすなど、嫉妬を見せるほど坂本少佐大好きな少女です。
一方で、ミーナは坂本少佐とほぼ同期。
2期で魔法力が切れる坂本少佐の最後の発進を止めようとしたりする良きパートナーでした。
2期までは坂本少佐とミーナがカップリングでしたが、3期では坂本少佐が501部隊を離脱しているため、どうなるか不明です。
カップリングはそれほど大切なのか?大切です!
実は彼女たちは、独自の魔法を持っています。
主人公・宮藤が「治癒・シールド」に特化しているように、各ウィッチには特化した能力があるのです。
坂本少佐は「魔眼」で隻眼の少女でした。
遥か遠くを見ることが出来たので、ネウロイ察知に役立っています。
しかし現在は魔力がなくなってしまい、サポートに徹することになるでしょう。
そこに加えてミーナの能力が「三次元空間把握能力」。
敵の数や大きさなどを察知出来ますから、ちょうど良い坂本少佐のパートナーとなり得たのです。
こうしたウィッチの固有の能力を上手に組み合わせることで、絆が深まったり、カップリングが形成されています。
この部分は非常に良く考えられているので、ぜひアニメで確認してほしいところです。