今回紹介するのは、現在月刊アフタヌーンで連載されている、沙村広明さんの「波よ聞いてくれ3巻」です。
ミナレの冠番組2回目もラジオドラマに決定。
ミナレは持ち前の本番強さを武器に放送に臨みますが・・・
波よ聞いてくれ【3巻】あらすじとネタバレ
スープカレー屋店員なのにラジオの冠番組を持つ鼓田ミナレは2回目のラジオドラマに臨みます。
今回はミナレ以外にも麻藤兼嗣が元カレ役で出演し、南波瑞穂やその他スタッフが効果音を担当するなどスケールアップした内容になります。
ミナレは、元カレ光雄との事の顛末を宇宙人の登場や死体埋めるなどフィクションを交え即興ラジオドラマに仕立て上げます。
2回目の放送は、無事放送を終えます。
ミナレは反省会で、今回の放送に茅代まどかや甲本など色々なスタッフが関わっていたことを知ります。
麻藤はスタッフの協力はミナレを番組に興味を持っているからだと話します。
そして麻藤は次の企画はミナレ自身で考えろと言います。
ミナレはスープカレー屋に出勤します。
そこでミナレは、中原忠也と城華マキエの前で元カレを完全に吹っ切れたと宣言します。
中原は、ミナレの宣言を自分の好意に答える準備ができた宣言と勘違いをします。
ミナレは、中原に一緒にラジオに出演する事を提案します。
中原は喜びますが、ミナレは企画として面白くないと却下し、中原はショックを受けます。
マキエはミナレと中原の会話を怪訝な表情で聞いています。
ある日、ミナレは居候していた南波の部屋を出て、元住んでいたアパートへ戻ります。
引っ越しを手伝ってくれた中原とミナレは、偶然ミナレの下の階に住む男性に会います。
男性に引っ越しのあいさつとして新巻鮭を渡すミナレ。
男性は新巻鮭を受け取り自身の部屋へ入っていきます。
ミナレと中原は男性の部屋から異様なおいが漂ってくることに気が付き!?
波よ聞いてくれ【3巻】の感想。中原かわいいよ。
1巻でミナレに投げ飛ばされた沖とミナレのエピソードが印象的な巻です。
沖も曲者だったと分かる巻ですが、沖のゲスな想像力とどこまでも不憫な結末が印象的です。
ミナレと南波の意味があるのか分からない陰陽師コスプレにも注目です。
オカルト事件の顛末は想像の斜めを行く展開で笑えます。
沖の事件には続きがありそうで気になります。
ミナレに新巻鮭を渡されても冷静な沖にも笑ってしまいます。
3巻もミナレの勘良さ、想像力、パワフルさは健在で面白かったです。
ラジオスタッフたちの関係性も少し見えてきて今後が気になります。
ミナレをラジオに抜擢した理由に繋がりそうな麻藤の過去が見えてきたので今後の展開に期待しています。
南波、茅代、久連木の三角関係が気になります。
ミナレ、中原、マキエの関係も気になります。
中原をめぐって嫉妬心を隠さないマキエと全く気にしていないミナレの対比が面白かったです。
中原の鈍感さも健在です。
ようやく通常放送回がオンエアされたミナレの番組がどこへ向かうのか楽しみです。
このまま穏やかな番組なるとは思えないので期待しています。
登場人物たちのボケとツッコミも通常運転で面白かったです。
目まぐるしく展開するストーリーとしゃべりを臨場感のあるイラストで描かれた作品です。