2020年4月からアニメ放送が開始された、「月刊アフタヌーン」で好評連載中の沙村広明・作「波よ聞いてくれ」は、北海道札幌市を舞台としたラジオとラブコメの漫画です。
今回は、アニメ版の波よ聞いてくれは原作の何話まで何巻まで進むのか、現時点で判明している情報から推察してみました。
また結末はどうなるのかについても予想してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
アニメ|波よ聞いてくれは原作の何巻、何話まで進むのか
「波よ聞いてくれ」のアニメは原作のどのくらいまでを追いかけられるのか?
ファンには気になる情報ですよね。
現在のところ、本編2話分がアニメの1話として制作されているようです。
1クールに必要となるアニメ話数は12から13話程度であることをふまえると、原作の24話または26話あたりで区切りがつきそうです。
原作の24話はコミック3巻に収録されている「焼き鳥は外さない」、26話となるとコミック4巻収録の「そこには戻らない」です。
オープニングに登場するキャラクターは何巻までのキャラが出演しているか
オープニングのラスト、全員が集合するシーンで描かれているのは、女性陣ではミナレ、南波、マキエ、茅代、中原の姉以上の5名です。
男性陣は、麻藤、中原、宝田、甲本、沖、加工猿・加工豚、マキエの兄、宝田お気に入りのバイト達が見られますね。
この時点で5巻から開始される「和寒町監禁事件」以降は、アニメ化にはならない様子が伺えます。
原作3巻最終話もしくは4巻27話まで制作?
正直、気になるのは3巻最終話から個性を発揮する茅代まどかの存在を、どのくらいクローズアップするかです。
ミナレは3巻最終で茅代まどかに呼び出しをくらい、4巻ではまどかに説教をくらいます。
このエピソードで茅代まどかという人物は重要なポジションを占めることになります。
このエピソードはそれなりに面白みもあるので、テレビアニメに収録される可能性も高いでしょう。
茅代まどかが、アニメのエンディングできちんと1カットで描かれているシーンもあり、このまま「藻岩山ラジオのDJ」だけでは終わらない予感もします。
原作4巻28or29話までは制作出来そう!?
アニメ「波よ聞いてくれ」の初回は、ミナレが野生の熊と対峙しながらお悩みハガキを読むというシュールな企画でした。
実はこれ、1巻のエピソードではなく、4巻第29話「全員は救えない」で収録されたストーリーなのです。
そのことからも、おそらくは4巻まではアニメ制作をするのではないかと考えられます。
4巻でそこそこキレの良いところといえば、原作28話「電話じゃ話せない」近辺です。
これ以降となると久連木の取材旅行の話が入り、和寒までミナレと南波が旅立つエピソードとなります。
第28話は
- 久連木の小説が賞の選考に残る
- ミナレがラジオで実父に自分の名前の由来を聞き、大激怒する
第29話は
- ミナレの「熊に襲われながらのお悩み相談」の収録
- 宝田店長から使ってほしいと言われた音源がサブリミナル入りと判明
どちらで終了しても、問題はなさそうです。
ただ、28話ではすでに久連木が台本を書いている様子が見られるので、29話あたりまでやっても良いのではないでしょうか。
アニメの結末|最終的にミナレは番組を持つの?恋のお相手は?
結論からお伝えすると
- 原作最新刊でも「波よ聞いてくれ」の知名度が上がっている様子は見えない
- ミナレは恋のお相手よりも、お金や番組に力を入れている
- むしろ周囲のマキエと中原、茅代と南波と久連木の間が気になる
という状況になっています。
ミナレは今後、昔の恋人である光雄と再会しますが、きっちりとケジメをつけることに成功し、ラジオを続けます。
アシスタントAD南波とのルームメイトは続行しながら「波よ聞いてくれ」を収録し、まれに隣人・沖進次の失踪した恋人探しをしたり、実家の釧路に電話をしたり、和寒町にある宗教団体に監禁されながら、ラジオを頑張って成長させています。
南波はコミック4巻で「ディレクターは私、パーソナリティは鼓田ミナレ、台本は久連木克三という最強の布陣でラジオ番組をする」という野望が出来ました。
久連木の小説が賞を獲るという話も立ち消えとなり、相変わらず「波よ聞いてくれ」のADとして頑張っています。
ボイジャーの臨時スタッフだったマキエは、「ジョーカースコンスキー」のPNでラジオ番組のハガキ職人に。
それをきっかけにラジオ台本を書きながら、兄からの独立を目指します。
中原に恋をしているものの、当の中原がマキエに気が無いため恋が空ぶりしているのが少しかわいそうですね。
茅代まどかは、相変わらず自分の番組でそこそこ成功しています。
ミナレをけん制しつつも、特に自分のライバルとは考えておらず、久連木とは仲の良い状態です。
この様子を見ている南波がイライラするのもわかりますw
アニメでもこういった状態がしばらく続くことが予想されます。
- ミナレは基本、独身。好みのタイプは横綱・鶴竜
- 南波は久連木一筋、甲本からのアピールは避けている
- 茅代まどかは、久連木と親密な仲。南波の思いは知っている
- マキエは中原が好き。ゆえにミナレに勝利したいと考えている
感想。アニメでも見るラジオは健在!
おそらく4巻半ばあたりで1クールが終了と予想していますが、あくまで話のキレが良いことと、オープニングの映像で判断しています。
作者の沙村広明自身が「すでにラブコメ路線はあきらめつつある」とインタビューで明言していた通り、現在は4人の女性の恋物語も進む様子は見られません。
しかし、「読むラジオ」とされている通り、ミナレのアドリブ力と喋りの能力はいつでも驚かされます。
正直、声優さんは通常の2倍から3倍、声出ししているのではないでしょうか。
ギャラアップしてあげてほしいですね。
しかも男らしい「ミナレさん」ですから、そこを上手に演じ切れている部分も、関心します。
着地点の予想が全く出来ないのも、「波よ聞いてくれ」の特徴といえます。
割とミナレと同じ、行き当たりばったりな話が突発的に開始されるので…コミックは1巻抜いて読んでしまうと、前回何があったのか全くわからないということになるでしょう。
それでも、「無限の住人」と同じ作者とは思えないコメディを容赦なくところどころに突っ込んでくれるのが、楽しめるポイントです。
どうやら思いついたネタは、作者がきちんとメモしているとか。
だとしたらかなりのネタを持っていると考えられます。
アニメ序盤はまだ始まったばかりなので、今後もしっかり追いかけていきたいアニメです。