竹書房の「WEBコミックガンマ」で連載中のつくしあきひと作「メイドインアビス」4巻のまとめです。
主人公で冒険家見習いのリコ、記憶喪失のロボット・レグが巨大な縦穴アビスの底を目指す旅を描いたファンタジー漫画として知られています。
愛らしい絵柄でありながらも、旅の困難さや命の儚さを描き、支持されています。
竹書房「WEBコミックガンマ」で連載中のつくしあきひと作・「メイドインアビス」3巻の紹介です。 探窟家見習いのリコ、ロボット人間のレグがふたりで大きな縦穴・「アビス」に潜る冒険ファンタジーとして描かれています。 […]
メイドインアビス【4巻】のあらすじとネタバレ。ナナチが旅に参加!
タマウガチの毒によって生死の世界をさまよったリコですが、レグの努力とナナチの助けもあり、無事に回復します。
リコはナナチに一緒に旅に来てほしいと伝え、ナナチはそれを了承。
以後の旅は3名で続けることとなります。
目指すはナナチやミーティの仇・ボンドルドが拠点を構える第5層。
そこで3名は意外な人物と出会うのでした。
ナナチ加入!そして目指す深界5層
レグがある朝ナナチの住処で目覚めると、そこには元気に料理をするリコの姿がありました。
リコの意識が戻ったのです。
リコは2人に自分の意識がない時に、不思議な夢を見たと話します。
リコは自分の体が無くなり岩に挟まれた状態のまま、小さい穴から同じように動けず苦しんでいる少女の瞳を見たというのです。
最後にその少女は、煙の匂いと共に立ち去っていったと言うリコ。
ナナチとレグは、ミーティがリコの前に現れたことを確信します。
リコの腕からキノコを抜く手術を行い、回復した頃にリコはナナチに一緒にアビスの底まで来てほしい、と伝えます。
ナナチはこれを受け入れ、3名は旅支度を始めました。
慣れ親しんだナナチの住処を離れ、ついにリコ達はさらなる深界5層へ向かうのです。
「不屈の花園」、そしてボンドルドの祈手たち
ナナチの家からより深くアビスに潜った先に、リコの母で白笛のライザが好んだ、という「不屈の花園」がありました。
すかさずナナチとレグは、花園に何者かがいることを感知します。
ナナチは力場を見ることに専念し、レグは謎の人物のもとに駆け寄りました。
その人物は、ロボットのような体を持ち、仮面の顔を持つ男です。
ナナチはレグに、その男は深界5層の黎明卿・ボンドルドの手先の「祈手」だと教えます。
レグはとっさに戦闘態勢に入りますが、「祈手」は戦闘をせず、リコ達がなくしたはずの「無限鎚」を渡します。
そして、男はこの花園はクオンガタリという虫に寄生されたため焼き払うこと、黎明卿はリコたちを心待ちにしていることをレグに伝えました。
「不屈の花園」は「祈手」によって焼き払われ、3名は無事脱出します。
しかし、すでに自分たちの行動がボンドルドに知られていることに、ナナチは唖然とするのでした。
黎明卿・ボンドルド。そしてその娘・プルシュカの登場
深界5層、「なきがらの海」はアビスの中でも最も広大な海を持つ層です。
5層に到着したリコ達は、凍った水の上を通りながらボンドルドの前線基地へ向かいます。
6層に辿り着くためには、前線基地にある装置を使用しなければなりません。
緊張しながら基地へ向かう一行の前に現れたのは、リコ達と同じ年頃の少女でした。
少女はプルシュカと名乗り、ボンドルドの娘だと名乗ります。
悪意が全く無いプルシュカに戸惑う3人ですが、ついにボンドルドが目の前に現れました。
ボンドルドはあっさりと3人の6層入りを許可します。
しかし、ボンドルドによって白笛の持ち主でなければ6層への装置が起動しないことが判明しました。
リコの持つ白笛は、母ライザのもの。
「命の紋」を読み取る白笛は、本人でなければその力を使えない、とボンドルドは説明します。
思わぬところで足止めを食らったリコ一同は、ボンドルドの提案通り1日だけ基地で宿泊し、今後を考えることにしました。
プルシュカの導きで命拾いする3名、しかし!
部屋に通された3人。
特にリコとプルシュカは意気投合し、リコは今までの冒険をプルシュカに話します。
そして深夜、リコが目覚めるとそこにレグとナナチの姿がありません。
慌ててふたりを探すリコですが、どこにもふたりが見つからず、探していない場所は上に向かう階段のみとなりました。
アビスの呪いに気をつけながらも進むリコですが、少し階段を登ったところで意識を喪失、階段を転落してしまいます。
それを救ったのはプルシュカでした。
5層の上昇負荷「呪い」は、冒険者の全感覚を喪失させるものです。
リコは無意識のうちに自分の体を傷つけ、奥歯を折ってしまいました。
その様子を見たプルシュカは、自分のペット・メイニャの匂いをたどることで階段を登ることが出来るとリコに伝え、リコと共に自分も階段に登ると提案します。
一方、ナナチはボンドルドのもとに赴き、取引をしようと考えていました。
研究の優れた助手であるナナチに基地に戻ってきてほしいと言うボンドルド。
それに対しナナチは、自分が基地で働く代わりに、レグとリコを6層へ無傷で送ってほしい、と依頼します。
しかし、時遅くすでにレグが「祈手」たちによって連れ去られていました。
全身を拘束されたレグは、実験によって、腕を切断され腹部に深い傷を負います。
響き渡るレグの悲鳴に反応したナナチは、すかさずレグのもとへ駆けつけます。
それと同時に、リコとプルシュカも階段からレグの実験部屋へ辿り着きました。
プルシュカは怒り、パパに言いつけてやると「祈手」たちに言います。
その隙を見てナナチはレグの拘束を解除、そのままリコたちと部屋から逃げ出しました。
プルシュカは3人が基地から逃げる手引きをし、リコたちと別れます。
「リコ、本当は私、一緒に冒険に行きたいんだ!」プルシュカは最後に本当の気持ちを叫びます。
その声を聞きながらリコ達はプルシュカが用意した船で海を渡り、いったん砂漠地帯で待機することにしました。
ナナチたちを捕らえるため、ボンドルドと「祈手」たちは砂漠地帯に姿を現します。
ナナチはそこで囮となり、巨大サソリ「カッショウガシラ」のコロニーにボンドルド一行を誘い込みます。
カッショウガシラの捕食により「祈手」たちは全滅したものの、ボンドルドは自分の能力である「枢機へ還す光(スパラグモス)」を使用して、カッショウガシラを殺害し、コロニーを脱出。
そこにレグがさらに攻撃を仕掛けます。
これらは全て、リコ達の作戦だったのです。
スパラグモスを使用出来ないよう海中にボンドルドを放り込み、最深部までボンドルドを引き込んだレグは、急上昇することで上昇負荷をかけ、ボンドルドに大ダメージを与えました。
わずかな呼吸となったボンドルドの上に巨大な岩を落として、始末をつけたレグ。
しかし、その背後から飛び出す少女がいました。
プルシュカです。
プルシュカはボンドルドの亡骸に泣きつき、離れません。
すると、プルシュカのそばにいた「祈手」のひとりがボンドルドの仮面をはぎ取り、自分の顔に装着しました。
その途端、「祈手」はボンドルドとして復活したのです!
ボンドルドの復活を喜ぶプルシュカ。
手刀を浴びせてプルシュカを眠らせたあと、ボンドルドは3名に基地に来るよう誘い、姿を消しました。
プルシュカが目覚めたとき、ボンドルドは彼女のそばにいました。
部屋は手術を行う部屋のようです。
プルシュカはボンドルドに「夜明けが見たい」と伝えます。
ボンドルドはそれを了承すると、プルシュカに何か特別な手術を施していくのでした。
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4巻の感想。プルシュカが健気で可愛い!そしてボンドルドが強すぎる!
ナナチとミーティの姿を変え、レグの片腕ももいでしまう恐ろしい白笛・ボンドルド。
しかし彼の娘だというプルシュカは、とてもかわいくて愛らしくリコとはとても気が合うようです。
ナナチは自分が前線基地に捕らわれていた頃から、プルシュカが存在していたのかどうかを疑問に感じますが、確信が持てません。
タマウガチの毒から復活したばかりのリコですが、今回も5層の呪いにやられてしまいます。
リコは非常に賢いのですが、好奇心が強く体力がないのが心配なところです。
全身の感覚を奪うという5層の呪いは、リコの身体感覚を奪い、階段から落ちてもわからないほど強いダメージを与えました。
プルシュカのおかげで命拾いしたものの、やはりアビスの呪いは恐ろしいものであることが実感出来ます。
絶望的な状況の中でプルシュカの優しさや純粋さがとても光ります。
ボンドルドは血の繋がらない親子、と言っていますがプルシュカはボンドルドのことを「最高のパパ」と強く愛しているようです。
その様子は、レグやナナチが攻撃をためらうほど強いものですが、終盤にはどうやら不穏な動きが見えます。
プルシュカは一体何をされたのでしょう。
そして、リコ達は6層へ向かうことが出来るのでしょうか。
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