ガンダムNT(ナラティブ)は2018年11月に劇場公開された、ガンダムシリーズのOVA作品です。
本作は、ガンダムUCの続編のストーリーで、ユニコーンガンダム3号機であるフェネクスが登場します。
ガンダム作品にはアルファベットを使ったタイトルが用いられますが、今回は「N」ということになりますね。
本記事では、ガンダムNT(ナラティブ)の「ナラティブ」の意味について紹介しています。
ナラティブの意味って?
ガンダムNTと書いて「ナラティブ」と読むのですが、このナラティブってどういう意味があるのでしょうか。
さっそく答えですが、ナラティブ(narrative)=「語り」の意味で、ナレーター(語り手)に近い言葉みたいです。
他にも「語り直す」、「編纂する」、「編集する」といった意味も考慮の上、タイトルに付けられたようですよ。
また、ストーリーを担当している福井晴敏氏によると、「NT」はガンダムシリーズで重要なキーワードである「ニュータイプ」にもかかっており、「ニュータイプ神話に対して句読点が打たれるような作品」にしたいとも。
ニュータイプと言えば、ガンダムUCの最終話ではバナージがユニコーンガンダムから手を一振りしただけで、敵武装をすべて無効化するというチートキャラ…ニュータイプの究極系になりかけましたが、ナラティブの作中ではそのようなニュータイプ描写は見られなくなるのかもしれませんね(゚Д゚)
ガンダムナラティブのあらすじやストーリーは?
ガンダムナラティブの時系列は、ガンダムUCの物語から1年後が舞台となっています。
というわけで、バナージを始めとするUC勢のキャラクターも随所に登場してきます。
あらすじについては以下を参照。
U.C.0097。
『ラプラスの箱』が開かれて一年。ニュータイプの存在とその権利に言及した『宇宙世紀憲章』の存在が明かされても、世界の枠組みが大きく変化することはなかった。
のちに『ラプラス事変』と呼ばれる争乱は、ネオ・ジオン残党軍『袖付き』の瓦解で終結したかに見えた。
その最後の戦闘で、2機のフル・サイコフレーム仕様のモビルスーツが、人知を超えた力を示す。白き一角獣と黒き獅子、2機の脅威は、封印されることで人々の意識から遠ざけられ、忘れ去られるはずだった…。
しかし、2年前に消息不明となっていたRX-0 ユニコーンガンダム3号機が、地球圏に再びその姿を見せ始めた。
金色の“不死鳥”……その名は、フェネクス――。引用:エンタメステーション
ガンダムナラティブの登場機体について
ガンダムナラティブのPVをチェックしてみると、新機体がいくつか見られます。
【νガンダムとそっくり!?】ナラティブガンダム
ナラティブガンダムはルオ商会が「不死鳥狩り」の増援として手配されたMSです。
本来はアナハイム・エレクトロニクス社がνガンダムの開発データ取得のために製造した試験機で、各部の形状や構成はνガンダムと同じであるとの設定です。
実際にνガンダムと見比べてみてもそっくりですよね(`・ω・´)
さらには、装甲部分が少なくフレームがむき出しになっているのは、強化武装に換装することで実践に対応していくことを想定しているようです。
ストーリーを担当した福井晴敏氏いわく「コンセプトはやせっぽちのガンダム」だそうで、そのコンセプト通り、かなりシンプルなスタイルになっていますね。
ナラティブガンダムはそのシンプルなスタイルを活かして、作戦に応じて様々な装備を付け替えて戦闘を繰り広げていくみたいですよ(・∀・)
PV動画の中では「A装備」とされる映像も見ることができました。
A装備とは、大型スラスターと長距離砲を装備した姿のことです。
なんだか、アトラスガンダムの潜航形態を彷彿とさせますね〜。
RX-0 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス
連邦軍がユニコーンガンダム1号機と2号機「バンシィ」の製造データをもとに独自に組み上げた機体。
物語の2年前に暴走事故を起こし、パイロットごと消息不明となりますが、ガンダムUCの最後、ミネバ・ラオ・ザビが「ラプラスの箱」の真実を公表した直後から目撃証言が続出しだします。
本作では背部左右のアームド・アーマーDEが大型化し、下端に尻尾状のパーツが追加されているようです。
フェネクスの名前から分かるように、フェニックス(不死鳥)をモデルにした機体みたいですね。
シナンジュ・スタイン
「UC計画」の一環として生み出されたサイコフレームの実験機で、ユニコーンガンダムの前型にあたります。
胸部や両手首付近にネオ・ジオン軍残党「袖付き」のMSに見られるエングレービング調の装飾が付け加えられています。
個人的なイメージですが、「量産型シナンジュ」と言われればしっくりきますね。
カラーも装備も少しシンプルになっていて、これはこれでスタイリッシュでカッコイイと思います(`・ω・´)