本記事では、『閃光のハサウェイ』に登場するモビルスーツである「Ξ(クスィー)ガンダム」と「ペーネロペー」の性能や違いについて紹介しています。
主人公ハサウェイ・ノア扮するマフティー・ナビーユ・エリンが搭乗するΞガンダムと、ライバル機としてレーン・エイムが搭乗するペーネロペーはどちらが強いのかも気になりますね!
こちらの記事では小説版『閃光のハサウェイ』のネタバレを紹介!
Ξ(クスィー)ガンダムの性能について
伝説のニュータイプパイロット アムロ・レイが最後に搭乗したν(ニュー)ガンダムを引き継ぐという意図で、Ξ(クスィー)の名を与えられた当機は、秘密結社 マフティーがアナハイム・エレクトロニクス社へ秘密裏に発注した、最新鋭モビルスーツです。
両肩を覆う裃状の装置はミノフスキークラフトで、これによって非変型機としては初の単独長時間飛行を可能にし、高速飛行時にビーム・バリアーを機体前面に展開し、両肩の三角形パーツ先端からビームを放射する事で、人型を保ったまま大気圏内での超音速飛行も可能にしています。
サイコミュを利用した高度な脳波操縦システムを搭載し、大出力メガ粒子砲やファンネル・ミサイルなどの強力な火力も有しています。
多くの機能を搭載させた結果、従来機よりも大型化し機体全高は28.0mとなりました。
ペーネロペーの性能について
外観や設計思想にガンダムタイプモビルスーツの名残のある当機は、地球連邦軍対マフティー部隊に配備された新鋭モビルスーツです。
大出力のミノフスキークラフトを装備していて、大気圏内での高速飛行が可能になっています。
しかし、空気抵抗軽減用ビーム・バリアーの完成度が低く、高速飛行をする際には胴体前面装甲と頭上の機首を閉じ、頭部が隠れた状態の『フライトフォーム』に変型しなければなりません。
原作小説ではガンダムタイプの名残がある事しか語られていませんが、後年にガンダムタイプにフィックスド・フライト・ユニットというオプションを装備した状態がペーネロペーだと設定し、その後本体のガンダムタイプに「オデュッセウス」という名が付けられました。
ペーネロペーとオデュッセウスガンダムの名前はギリシャ神話に由来していて、オデュッセウスガンダムは英雄オデュッセウスから、ペーネロペーはその妻のペネロペからきています。
さらに原作未登場のアルゴスユニットというビット搭載型ユニットが存在し、こちらの名前の由来も同じくギリシャ神話の魔人アルゴスからきています。
Ξガンダムとペーネロペーの違い
作中で幾度も交戦した両機ですが、実は兄弟機という設定になっています。
それについては、両機の型式番号からも確認する事が出来ます。
Ξガンダムの型式番号は「RX-105」なのに対し、ペーネロペーの型式番号は「RX-104」になります。
先造されたペーネロペーがビーム・バリアーの完成度の低さから、フライトフォームへ変型しなければ高速移動出来ないのに対し、後造されたΞガンダムは変型せずにビーム・バリアーを展開して超音速飛行を可能にしています。
また『Gジェネレーションシリーズ』では、Ξガンダムがサイコミュ機なのに対し、ペーネロペーは準サイコミュ機である情報も存在しています。
両機に特筆しなければならないような大差はありません。
強いて違いを挙げるなら、Ξガンダムのコクピット内にはバリアーと呼ばれる防御装置が設置されています。
作中でもその装置は作動しましたが、コクピット・コアと装甲の距離が近すぎた事が原因で、搭乗していたハサウェイは痺れて全身に軽い火傷を負ってしまいます。
それ以外は多少の装備の違いはありますが、両機の戦闘において最後までΞガンダムが勝利したのは、あくまでも機体の完成度とそれに伴う性能の差であると考えられます。
そして何より、訓練を受けてきた強化人間であるレーンのパイロット能力を、強い信念を持ってニュータイプとして覚醒したハサウェイのパイロット能力が上回っていた事が理由だと考えられます。
Ξガンダムとペーネロペーが戦闘した後の結末についてはこちらの動画も参考になります。
まとめ
以上、クスィーガンダムとペーネロペーの違いについて紹介しました。
ガンダムファンが閃光のハサウェイの映画作品に最も期待するのは、今回紹介したΞガンダムとペーネロペーの、アニメーションで再現される戦闘シーンではないでしょうか?
そしてガンダムシリーズ史上最も悲しい結末をそのままで公開するのか、Zガンダムの劇場版のように新たな結末を用意するのかも気になるところですね!
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