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ドロヘドロ【7巻】のネタバレと感想。パイマンがひどいと評判。

ビッグコミックスピリッツ系雑誌で連載された、林田球・作「ドロヘドロ」7巻の紹介です。

 

トカゲ頭で記憶喪失の男・カイマンが自分の姿を取り戻すために活躍するダークファンタジーとして知られています。

 

個性的な他キャラクターや複雑な世界設定が魅力の作品です。

 

前回の話:ドロヘドロ【6巻】のネタバレと感想。煙ファミリーの藤田が実は優しい。

 

ドロヘドロ【7巻】のあらすじとネタバレ

【ニカイドウの洗脳を解くために、カイマン本気の女装!】

「レストラン丹波」のパイワゴン商売のために、女装して煙の屋敷に突入するカイマン。

 

しかしそこで出会ったニカイドウは、すっかり魔法使いとしての自覚を強め、煙のそばから離れないという別人でした。

 

本来のニカイドウの居るべき場所はここなのか、戸惑うカイマンでしたが、力尽くでニカイドウの説得を試みます。

 

一方、脱出に成功したカスカベ博士たちは、博士の妻に会いにいくのですが…。

 

パイマン登場!レストラン丹波のパイ対決

煙ファミリー敷地内で商売できる権利を手に入れるため、レストラン丹波はワゴンを出しに煙屋敷にまで足を運びます。

 

厳重な警備をかいくぐるために、カイマンはなんと女装して丹波社長の妻となり警備の目をごまかします。

 

「パイマン」という仮名で無事通過したレストラン丹波一行とカイマン。

広場までくると、なんとレストラン丹波の他にもパイ店のワゴンが!

 

どちらがランチタイムの12時により多くのパイを売るかで、販売権を決めることになっていたのです。

 

相手は、魔法使いの飛鳥という女性でした。

飛鳥はレストラン丹波の昔の店員で、社長に惚れていたものの振られてしまい、レストラン丹波の邪魔をしに現れたのです。

 

丹波社長の妻と聞いて飛鳥は「パイマン」を観察しますが、筋肉質な上に背が異常に高い「パイマン」を見てゾっとします。

 

そこに煙ファミリーが視察に訪れました。

明日の12時にパイ対決をすると聞いて、どんな店なのかを見に来たのです。

 

そこには煙のそばに寄り添う、ニカイドウの姿がありました。

大人しく付き従っていたニカイドウを見て、カイマンは救出をためらいます。

 

本来魔法使いであるニカイドウは、ここの住人であるほうが幸せなのでは、と。

 

しかし、翌日パイ対決が行われ、ニカイドウが再び姿を見せた時、戸惑うカイマンに丹波社長は「あの悪魔(=アス)がお前に助けてくれ、って言ってただろ!」と気合を入れます。

 

カイマンは社長に礼を言い、ニカイドウに会いに行きました。

ニカイドウに会い、無事連れ出すことが出来たカイマン。

 

しかし、ニカイドウはホールには戻らない、煙のそばにいたい、と言い出します

煙に洗脳されていると踏んだカイマンは、煙を殺してやる!と宣言。

 

するとニカイドウから先に鋭い攻撃がカイマンに刺さります。

 

カイマンは戦うつもりはない、と防戦一方となりますが、ニカイドウは戦いの手をゆるめません。

 

カイマンは思わずニカイドウのマスクを破壊しますが、ニカイドウの闘志にかえって火が付きます。

 

鳥太の礼拝が叶った! 悪魔アス、カイマンとニカイドウを救出

鳥太は屋敷のはずれにある、教会で祈りを捧げていました。

「ニカイドウが死にますように」。

 

肉を捧げ、悪魔大王バンザイを唱えているところに、突然礼拝所の壁が破壊されます。

 

驚く鳥太。

そこには叩きのめされたカイマンの姿がありました。

 

「お前は俺の友達だろ」カイマンはニカイドウに問いかけます。

「私は魔法使いだ」ニカイドウは冷たく答えると、さらにカイマンに深い膝蹴りを食らわせます。

 

終わりにしよう、との言葉と同時に、ニカイドウはカイマンを教会の床下に叩き落しました

 

床が抜け落ち、足に深いダメージを負ったカイマン。

一命はとりとめたものの、突然激しい頭痛がカイマンを襲います。

 

体を引きずりながら暗闇の奥に移動するカイマン。

そこには大きな鏡がありました。

 

鏡の中に、「口の中の男」が浮かび上がります。

カイマンの頭には、「また殺すのか、友を」と声が響きました。

 

カイマンの意識はそこで途絶えます

 

床下に降りたニカイドウは、カイマンにとどめを刺すべく彼の姿を探していました。

しかし、ニカイドウの死角に突如巨大なナイフを持つ腕が現れます!

 

振り向いたニカイドウですが一瞬遅く、ナイフはニカイドウの背中を深く切り裂いてしまいました。

 

騒動に何事かと思った鳥太が、床下に降りて来ます。

そこには、血だまりの中に倒れたニカイドウの姿がありました!

 

ニカイドウを憎む鳥太は大喜びをしますが、そこに突如悪魔が現れました。

悪魔・アスがニカイドウの命を救うために訪れたのです。

 

切り裂かれた背中からは、煙との契約書がはみ出していました。

契約書を取り去り、アスはニカイドウの傷を治します。

 

鳥太は不平を口にしますが、今見たことを口にしないという条件で煙の契約書を手に入れることが出来ました。

 

意識を取り戻したニカイドウは、アスに感謝します。

そして自分を襲ったのは、カイマンではなく別の男だった、と証言したのです。

 

その男は暗闇にまだいるはず、とニカイドウ達は慎重に床下を見て回ります。

鳥太は、契約書についてアスを質問攻めにしました。

 

契約書は煙の体の一部。

しかし、悪魔が認めた相手しか効力を発揮しないため、鳥太はパートナーにはなれません。

 

さらに、煙との距離が近づけば、自動的にニカイドウの体内に契約書が再生されます。

契約の解除は、悪魔が解除するか、相手が死亡するか、「ブルーナイト」で破棄するかしかないのです。

 

ニカイドウは以後、煙に近づかないように気をつけると言いますが、アスはおそらく煙の体内の一部が損なわれたのだから、彼自身が異常を感じているはずと推測します。

 

ようやく、暗闇の中で横たわるカイマンを発見しました。

ニカイドウはとっさにカイマンを揺り起こします。

 

そこでカイマンは、あることを思いついたのです。

「お前が、本当に魔法使いなら」……カイマンは突然、ニカイドウの頭に食いつきました!

 

ニカイドウは初めて「口の中の男」と対面します。しかしそれは栗鼠だったのです。

 

カイマンは口をニカイドウの頭から外し、答えがどうだったかを尋ねます。

違う、と言われたことと、そして「口の中の男」は栗鼠であったことを伝えるニカイドウ。

 

しかしカイマンは信じられないと、苦い表情をするのでした。

 

鳥太、ニカイドウ化計画

異常を察した煙は、教会にまでニカイドウを探しにやってきます。

アスはニカイドウとカイマンのために、ドアを作りました。

 

慌ててニカイドウ達をドア向こうの世界へ送るアス。

こうしてニカイドウ達は煙から逃れることが出来たのです。

 

しかし、このままではすぐに煙がニカイドウを探し出すでしょう。

そこでアスは悪魔パワーを使用し、鳥太に魔法をかけました。

 

鳥太の胸が膨らみ、髪が伸びていきます。

鳥太はすっかりニカイドウと同じ姿と声になってしまいました。

 

最初は怒っていた鳥太ですが、この姿で煙とニカイドウの仲を引き裂くことが出来る!と考え、ニカイドウとして生活することを了承します。

 

煙の前に、ニカイドウとして現れた鳥太。

煙はニカイドウと思い、優しく接してくれます。

 

鳥太は複雑な心境ですが、とりあえず喜びしばらくニカイドウとしての生活を楽しむのでした。

 

ニカイドウとカイマン、友達の約束

アスによって遠くの場所に移動させられたカイマンとニカイドウ。

アス以外の悪魔に見つかってはいけないと、路地裏に身を隠します。

 

カイマンはニカイドウに思い切って尋ねます。

何故ホールで人間のフリをしていたのか?

 

ニカイドウは、自分の「時を操る魔法」で過去に友人を亡くしてしまったことがありました。

それ以来、自分の魔法を忌み嫌うようになったのです。

 

「時を操る魔法」目的に近寄る魔法使いたちも嫌になったニカイドウは、人間になりたかった、と言います。

 

カイマンはさらに、何故オレを助けた? と問いかけます。

ニカイドウは、練習台となった人間のために魔法使いと戦えば人間になれると思った、と告白します。

 

そして「お前とは本当の友達になれると思ったから」とカイマンに言いました。

 

カイマンは迷い、自分はウロコだらけの怪物で過去もわからないが、友達でいいのかとニカイドウに尋ねます。

 

ニカイドウ自身も、お前は私が魔法使いならダメか、と聞き返しました。カイマンは考え、魔法使いにもイイ奴はいるし、魔法を使わなければ魔法使いじゃない、と決断します。

 

ニカイドウは約束し、カイマンがどんな姿であったとしてもお互いが友達でいることを、指切りで約束したのでした。

 

放浪する栗鼠と出会った「十字目」、そしてカスカベ博士の奥さん!?

本当の体を手にした栗鼠は、十字目のアジトがあるという町「ベリス」に向かいました。

そこでとある男が、栗鼠に声をかけます。

 

その男のマスクの下には十字目がありました。

こうして十字目のアジトにまで案内された栗鼠ですが、アジトはただの家にしか見えません。

 

中に通された栗鼠は、何名かの幹部がいることを感じ取ります。

 

その幹部たちは「電気は夜にならなければつけない」「古新聞の回収に急げ!」など、幹部にしては妙に所帯じみています。

 

ようやく夜が訪れ、電気をつけるとそこには十字目の男たちがいました。

それぞれが自己紹介を行い、リーダー格の男は「毒蛾」と名乗ります。

 

栗鼠は全員が十字目組織の幹部として名前を聞いたことがありました。

いつまで居る気だ? と毒蛾に聞かれた栗鼠は、聞かれたくないことでもあるのか、と身構えます。

 

ですが、十字目組織はあっさりと答えます。貴様の分の夕食はないのでな……と。

十字目組織は、何故か恐ろしいほどの貧困・節約生活をしていたのです。

 

一方、心と能井に助けてもらったカスカベ博士一行は、心の部屋で再会記念パーティーをしていました。

 

心は、明日になったら全員ホールに戻るように強く言い渡します。

もちろん、カイマンやニカイドウに関わってはいけません。

 

カスカベ博士はあっさりと了承し、明日にはここを出ていくと約束します。

パーティーの途中、心と能井は煙から呼び出され、席を外しました。

 

残ったバウクス先生、サーティーンはニカイドウやカイマンの身を案じながらも、本当ならカイマンに今の状況を知らせてやりたいと考えます。

 

そこでカスカベ博士は、自分の妻(!)に伝言を頼もうと提案したのです。

 

心の部屋に「出かけてきます」のメモを残して、カスカベ博士一行は車を借り、カスカベ博士の妻の住処があるという「ヒドラの森」に向かいます。

 

一方、煙の呼び出しを受けた心と能井は、心から思いがけない話を聞かされます。

十字目組織の「黒い粉」を作っている場所を発見した、というのです。

 

情報は「どこかの森」しかありませんが、心と能井は「次こそは十字目ボスを倒せる」と張り切るのでした。

 

「ヒドラの森」で、妻の家らしき住居を発見したカスカベ一行。

 

そのまま家に入り込みます。

そこには、切り取られた頭部や人間の皮など、悪趣味なものがあちこちに置かれていました。

 

間違ったかな、と言うカスカベ博士。

 

サーティーンがもう少し奥に行こうと言うと、突如奥から刃物が飛び出し、サーティーンの肩を傷つけました!

 

ボロボロの体をした十字目の連中が、カスカベ博士たちを襲ってきたのです。

カスカベ博士はジョンソンを呼び、戦わせその間に逃げようとします。

 

しかしジョンソンが入り口を破壊したため、戻ることが出来ません。

バウクス先生とサーティーンを戸棚の中に隠し、カスカベ博士は囮になろうとします。

 

そのとき、床に写真が落ちているのを見つけました。

映っているのは、カスカベ博士と妻のハル。

 

そしてカスカベ博士を追い詰めた十字目の着けている蛇の腕輪は、妻であるハルのものでした。

 

置手紙を残したまま出かけたカスカベ博士一行を案じる心。

能井はミニバイクを借りて「ヒドラの森」にまでカスカベ博士たちの様子を見に行きます。

 

そこで出会ったのは、殺虫剤をかけられて逃げ出してきたジョンソンでした!

ジョンソンを庇い、能井は十字目の男たちと戦います。

 

その後、車で同じように「ヒドラの森」を訪れた心。

そこで見たのは倒れ込んだ能井でした!

 

十字目は魔法使いの体内構造を理解しており、どうすれば魔法が使えなくなるかを把握していたため、能井を捕獲出来たのです。

 

能井を人質にとられ、心は十字目たちに一方的に攻撃されます。

倒れ込んだ心を見た十字目は、一度家に戻っていきました。

 

しかし、心の大きな鼓動が彼を呼び覚まします。

心は立ち上がり、リベンジを誓うのです。

 

感想。十字目組織は極貧!カイマンとニカイドウ組復活が嬉しい!

美味しそうなパイ勝負。

実は結末が描かれています。

 

飛鳥のアップルパイが飛ぶようにうれ、丹波社長の肉のパイは全く売れません。

丹波社長は、飛鳥が魔法を使っていることに気づきます。

 

飛鳥の魔法は「エンジェルという怪物を出し、飛鳥に惚れさせる」ものでした。

ワゴンの煙突から出るケムリはパイのではなく、魔法のなのだと丹波社長は推測します。

 

丹波社長には、飛鳥の魅了の魔法が効きません。

過去に何度も魔法をかけられた社長は、耐性がついてしまったのです。

 

すでに煙、心、藤田は魔法にかかり、飛鳥のワゴンに並んでしまいました。(このためニカイドウとカイマンは接触出来たのです)

 

福山まで並んでしまい、絶体絶命かと思われた時に、能井とエビスが丹波のパイを試食しにやってきます。

 

丹波のパイの味を能井は絶賛し、ひとりで何十個も食べ始めました。

パイ対決があと数分で終了というときに、ついに飛鳥の魔法は切れます。

 

正気を取り戻した煙は、公平に判断したいと丹波のパイを試食。

丹波は煙のために特製のジロール茸のパイを用意していました。

 

一口食べただけでうまい!と気に入った煙は、あっさりと売る権利は丹波のパイにあると決定します。

結果、レストラン丹波が勝利したのです。

 

ちなみに「パイマン」の変装は、丹波社長いわく「醜い」です。

何故かフリルエプロンとスカートを着用し、前日の夜には福山から胸に詰めるためのボールを借りています。

 

マスクは巨大なパイを作り、それを被っていました。

パイのマスク以外、カイマンはしばらくこの格好のまま旅を続けます…。

 

悪魔・アスがニカイドウをいつも助けてくれるのには、理由があります。

 

この巻では、ニカイドウ達をドアに逃す際に「あの時の礼をしたいといつも思っていた」と発言していますが、これはのちほどきちんとストーリーで説明されます。

 

カスカベ博士は実は既婚者でした。

初登場の時点で多少言及されていますが、存在が明らかになったのは今回が初めてです。

 

博士自身、すでに60歳以上なのですが、魔法被害のせいで子どもの姿になっており、そのままにしておくというタフな精神を持ち合わせています。

 

そんな彼の妻は「ハル」という魔法使いです。

 

彼女は死んでしまったのでしょうか?

荒れ果てた家の意味するところは?

 

捕捉すると、「ハル」は意外なかたちで生きています。

今後もちろんストーリーにも入ってきます。

 

そして十字目幹部たちは今後ストーリーの中心に置かれます。

ボスはどこにいるのでしょう。

 

そして何故このような極貧生活中なのか。

それはすぐに明らかになります。

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