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ドロヘドロ【6巻】のネタバレと感想。煙ファミリーの藤田が実は優しい?

ビッグコミックスピリッツ系雑誌で連載された、林田球・作「ドロヘドロ」6巻の紹介です。

 

トカゲ頭の主人公カイマンが、自分の本当の姿を取り戻すために旅をするダークファンタージとして知られています。

 

個性的すぎるキャラや複雑な舞台設定が人気です。

 

前回の話:ドロヘドロ【5巻】のネタバレと感想。過去の能井がかわいい!

ドロヘドロ【6巻】のあらすじとネタバレ

【ニカイドウ、洗脳される!その時カイマンは…】

「ブルーナイト」終了直前で煙はニカイドウとの契約を強引に進めてしまいます。

 

悪夢に悩まされることが増えたカイマンは、丹波社長に悩みを打ち明け、十字目の人間探しをすることに。

 

そんなときに、丹波社長の知り合いに「十字目」がいると聞いて、カイマン達は早速会いに行きます。

 

その行き先は、「刑務所」でした。

 

ブルーナイト、終了。ニカイドウ、煙のパートナー契約者にされる!

パートナー応募が2名しかなかった藤田。

その応募者も姿を現しません。その場に登場したのは能井でした。

 

傷が完治した能井は、心の飼い犬グラグラの嗅覚で、心を探していたのです。

藤田、エビスも能井に同行したところ、道端に巨大なミートパイが落ちているのを発見しました。

 

エビスは落ちていたパイを一気に食べ始めます。

その光景を見ながら能井はマットレスの上に腰を落としました。

 

そこには……心が入っていたのです!

ようやくお互いのパートナーを見つけた心と能井。

 

おまけに、藤田のパートナーに応募したのは実はエビスだったことが判明します。

こうして、それぞれが黒い家でパートナー契約に向かうことが出来ました。

 

屋敷では煙がまさにニカイドウに尋問を行おうとしていました。

それを庇ったサーティーンは顔だけキノコ化させられてしまいます。

 

そして屋敷には「黒い家」から悪魔が大勢やってきたのです。

悪魔の中のボス、チダルマに何事かと尋ねる煙。

 

チダルマは、優れた魔法使いには、悪魔は名刺を捧げるものだと言い、悪魔たちはニカイドウに次々と悪魔名刺を渡していきます。

 

ニカイドウは確かに、時を操る魔法使いでした。

 

満足した煙は、ニカイドウを連れて「黒い家」に向かいます。

心と能井、そして煙とニカイドウはチダルマによって、正式なパートナー契約を結ばれてしまいました。

 

「ブルーナイト」はこうして終わりとなりました。

 

悩めるカイマン、そして「刑務所」へ!

床に散らばる血、頭のない死体、電話……カイマンは次第に悪夢に悩まされる日々が増えてきました。

 

その日も眠れないカイマンは、公園で手がかりについて思いを馳せます。

 

一部始終を見ていた丹波社長は、カイマンから強引に悩みを聞き出し、「自分もカイマンの正体探しを手伝う」と言い出します。

 

しかも社長は「お前以外の十字目の男がいる」と言い、その相手にカイマンを会わせてくれるというのです。

 

次の日に出かけた場所は「刑務所」でした。

「レストラン丹波」の常連客・清水が悪魔を冒とくしたため、死刑の判決を受けたのです。

 

死ぬ前に丹波のパイを食べたい、というリクエストから、丹波社長はパイを清水に差し出します。

 

パイを食べる清水に、すかさず頭を丸のみしたカイマン!

カイマンは口を抜き、何と言われたかを清水に聞き出します。

 

清水は「栗鼠がいた!あいつは死んだはずだ!」と発言。

その上でカイマンの十字目を見上げ、「お前もボスに言われてきたのか?」と尋ねます。

 

しかしここでタイムアウト!

清水は悪魔によって処刑されてしまいます。

 

あわやカイマンまで地獄に連れていかれる、という時に突然別の悪魔が登場。

カイマンを助けた悪魔は、カイマンにこう告げます。

 

ニカイドウは煙の屋敷に閉じ込められている、どうか君の手で助けてくれ、と。

 

「刑務所」から帰宅し、煙屋敷に向かう準備をするカイマンでしたが、実は翌日丹波社長がパイワゴンを持ち運び、煙の屋敷に向かうと言います。

 

ちょうど良く、カイマンは便乗することに決めたのでした。

 

カスカベ博士たち、脱獄成功!

一方、普通の人間であるカスカベ博士はカイマンの居場所を吐け!と言われ毎日拷問を受けていました。

 

傷は受けるものの、精神的にはまったくこたえていない博士。

 

ジョンソンの背中を利用して、通気口から隣の部屋にいるニカイドウに話しかけます。

 

ニカイドウは「悪魔によって煙との契約書を埋め込まれてしまった。契約書が自分の体と一体化するまで、煙はここを出さないつもりだ!」と危惧します。

 

実は煙は、他の事件に巻き込まれていました。

屋敷西側で煙の部下が殺されていたのです。

 

犯人にはリベンジを誓う煙は、謎解きが好きな鳥太に事件解決を任せます。

鳥太は優秀で、さまざまな痕跡を調べると犯人が煙であることを突き止めました。

 

煙は多いに怒りますが、部下の死の前日、大量のアルコールで酔っていたことを指摘され黙ってしまいます。

 

俺ならばケムリを使うのでは?と疑問を口にする煙。

鳥太が「魔法を解く」ケムリを部下の死体にかけると、そこには部下ではなく、別人が姿を現しました。

 

この別人は魔法を使い、煙の部下に化けていたのです。

 

スクープを狙う記者は屋敷に侵入することが多く、死亡した人間はニカイドウのスクープ撮影を狙う記者だったのです。

 

その時運悪く、煙に遭遇したのでした。

しかし彼には煙のケムリが効かず、窓から煙のケムリの勢いで転落したのだ、と鳥太は言います。

 

ケムリが効かないなんてことはあるのか?

鳥太は「複数の魔法が効かない体質がある」と煙に説明します。

 

そして、それはあのトカゲ男もそうではないかと示唆するのでした。

 

一方、ジョンソンと親友になったゴキブリのおかげで、拘束が解除されたカスカベ博士たち。

ニカイドウの姿はすでにないため、自分たちのみで脱獄を行います。

 

ニカイドウ洗脳完了!フジタの涙…もあまり意味なく終わり

煙はいつものファミリーを呼び出し、ニカイドウを正式なパートナーとして紹介します。

表情がなく、生気のない顔のニカイドウ。

 

心と能井は「ムリヤリって感じ……」とあきれます。

 

心は煙に、栗鼠の義体がファミリーの倉庫から発見されたことを報告しますが、首はすでに腐敗しているかもしれないと、煙はすでに相手にしていません。

 

煙のパートナーに異議を唱えたのは、藤田でした。

煙や松村を襲ったニカイドウは、これからも裏切る可能性があると藤田は言います。

 

しかし、煙は藤田をなだめ、ニカイドウではなくトカゲ頭を恨め、と流されてしまいました。

 

松村の仇も取れず、かといってファミリーを抜けられない藤田は、屋敷の影でひとり涙します。

 

それをそっと見守っていたエビス。

胸を貸そうか?と無邪気に藤田をなぐさめます。

 

少し安堵した藤田でしたが、突如目の前にあったファミリーの焼き芋店が崩壊!

そして出てきたのは巨大なゴキブリと、少年でした。

 

とりあえず焼き芋を奪う脱出集団に対し、とっさに焼き芋屋の主人を守ろうとする藤田。

しかしカスカベ博士は藤田に拳銃を向けます。

 

エビスも変身したものの、今度は失敗し小さいヘビと変化してしまいました。

絶体絶命の藤田の前に、心&能井が現れます!

 

心はすかさず少年の腕を足で抑え、形勢逆転。

そのまま殺害するかと思いきや、心はあることに気づきます。

 

「あんた、ホールの医者か?」心はマスクを取って顔を見せます。

するとカスカベ博士はすぐに心であると理解し、大喜び。

 

藤田だけは納得が出来ず早く殺して!と言いますが、心はカスカベは自分の恩人だから殺せないと断りました。

 

バウクス先生やサーティーン、ジョンソンの傷は能井が回復し、無事カスカベ博士たちは屋敷から脱出できたのです。

 

煙の過去をビデオで見せられるニカイドウ…

鳥太に呼ばれたニカイドウは、いじめを受けながらも煙の自主製作映画、「ザ・ボスー死のキノコー」を見せられます。

 

映画では煙の一生が語られ、ついに場面は6年前の「DEATH茸事件」に映ります。

十字目の組織のボスを殺すために、マステマの町に心と能井を放った煙。

 

しかし、十字目のボスの強さは異常でした。

ほぼ瞬時に心と能井の首を欠き切り、魔法を使えなくしたのです。

 

その場に現れた煙は、心と能井にホウキを渡して逃げるように伝えます。

そして煙は十字目ボスと戦いを挑みました。

 

煙の魔法はすさまじく、マステマの町がキノコで埋め尽くされるほどでした。

 

ようやく勝利した、と煙が引きあげようとしたときに、煙は「首のない十字目のボス」が歩いているのを見かけたのです

 

鳥太の部屋に現れた煙は言います。

十字目のボスをあの時確かに殺したはずだと。

 

しかし、何故か確信が持てない。

だから「時を操る魔法使い」を探し出した、と。

 

感想。パートナー契約方法がグロテスクでエグい…カイマン助けて!

パートナー契約方法は上記では簡単に記載していますが、詳しい中身はかなりグロテスクなものです。

 

まず、悪魔が魔法使いの胸に取っ手をつけます。

その取っ手を開けると、魔法使いの内臓が見え、内臓の一部から契約書を作り出すのです。

 

同様に、パートナーの魔法使いにも同じことを実行し、悪魔のペンで両者は契約書にサイン。

そしてお互いの肉体の一部である契約書を、相手に埋め込みます。

 

これで契約は終了です。

契約書には「相手を支配する」という魔法があります。そのため、ニカイドウは洗脳されてしまったのです。

 

悪魔の名刺、これは実は以前ニカイドウがカイマンと魔法使いの町を訪れたときにもらっています。

 

カスカベ先生はキノコ手術の際に、持ち物をきちんとチェックしており、悪魔名刺を「これ、なんだろう」と確認しています。

 

悪魔名刺は悪魔文字で書かれているので、内容は読めません。

 

今回「刑務所」というレアな場所に入ったカイマンですが、カイマンを助けた悪魔はあのアスという悪魔です

今後もいろいろな場所で活躍します。

 

そして十字目・清水の罪は「あくまんじゅう」というセンスのないお菓子を作り、販売したことです。

悪魔をバカにすると死刑!というシンプルすぎる法律はここにしかありません

 

さて、今回藤田のパートナーに立候補したものの、何故かパートナーになれなかったエビス。

 

実は、心を探していたときに落ちていたパイを食べてしまったことが原因で、お腹を下している間に「ブルーナイト」が終わってしまったのでした。

 

藤田も相変わらず気の毒な結末です。

 

煙の生い立ちについては、映画で詳細が描かれます。

 

煙はまず、自分の両親をキノコにしてしまい、ひとりぼっちだったところを、悪徳業者にさらわれます。

 

煙のケムリが出なくなると、用済みとされ川に流され殺されてしまいました。

 

しかし煙は怒りのあまり地獄で死ぬことが出来ず、ひとりでキノコを食らっていたところを、悪魔に保護されます。

 

地獄で生きる魔法使いは今までに存在していなかったため、チダルマは喜び「煙」と名前を付けたのです。

 

悪徳業者を殺し、煙はこうして着々とファミリーを築き上げていったのでした。

 

この映画を見せる際に、鳥太は毒入りティーをニカイドウに飲ませたり、ボーリングの球を頭にわざと落とすなど、姑ばりの嫌がらせを行います。

 

さて、次回カイマンはついに煙屋敷に侵入します!

しかし、どうも普通の姿ではないようで…?

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