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ドロヘドロ【14巻】のネタバレと感想。悪魔化したニカイドウがかわいい!

ビッグコミックスピリッツ系雑誌で連載された、林田球・作「ドロヘドロ」14巻のネタバレと感想の紹介です。

 

トカゲ頭の主人公・カイマンが自分の本当の姿を探すダークファンタジーとして知られています。

 

個性的な登場人物、複雑な世界設定や伏線回収などが魅力です。

 

関連:ドロヘドロ【13巻】のネタバレと感想。夏木の死亡シーンが幸薄な件。

ドロヘドロ【14巻】のあらすじとネタバレ。ニカイドウのキューブが最終形態へ。

煙の首と身体を集めたファミリー達は、能井の魔法で煙の肉体を修復します。

 

その日の夕食時、ファミリーの古株である「消」が今後の方針を決めることにしました。

 

・煙の悪魔腫瘍を取り戻す
・「十字目のボス」を詳しく調べる

 

夕食では以上のことが決定しました。

 

心と能井は十字目のボスと戦って再度敗北したことで、リベンジに燃えているものの対策をたてなければ勝てないこともわかっています。

 

そして煙が殺害されたのにも関わらず、悪魔が一切交渉してこないことにも疑問を持つのです。

 

カスカベ博士とハル、バカンスから煙屋敷に戻る

ハルの協力を得られたものの、悪魔の気まぐれのせいか全く十字目のボスに接触できないカスカベ博士。

 

博士はハルが、何故か十字目ボスに博士を会わせることを避けていると感じます。

 

チダルマが特別に作った地獄から屋敷に向かう道を通り、無事煙の屋敷に戻ったカスカベ博士とジョンソンは、屋敷の廊下内で少女の首を持ったままうろついている男の後ろ姿を見つけます。

 

一瞬だけその男が振り返りました。

カスカベ博士は男があのアイにそっくりであることに気づきます

 

突如表記される「16日目」のカウントダウン!

※ここから謎のカウントダウンが開始されます。

 

「16日目」と書かれていますが、それ以外の説明は一切記述されていません

 

会川から栗鼠を託されたニカイドウとアス。

栗鼠は目覚め、アスからこれまでにあったことを聞かされます。

 

アスはすでに栗鼠の使う魔法が「カース(呪い)」であることも感知していました。

まだ状況がうまく把握できない栗鼠ですが、まずはニカイドウの作った食事を3人で囲みます。

 

ニカイドウは栗鼠に、カイマンというトカゲ男のこと、そしてその中の「口の中の男」とされる幽霊が栗鼠であったことを打ち明けます。

 

栗鼠は困惑し、自分はあくまで十字目組織の人物を狙っているだけだと答えました。

 

なんらかの事故でカイマンの口の中に閉じ込められたのか、栗鼠を殺したのはカイマンなのか。

多くの疑問を感じた栗鼠は混乱から頭痛を感じ、別室で休むことに。

 

栗鼠を別室で休ませたアスは、煙の屋敷から奪った悪魔の本を読んだ結果をニカイドウに伝えます。

 

ニカイドウが自分の魔法を使いこなすためには、なんと一生分のケムリを出す必要がある、と言うのです。

 

唖然とするニカイドウ。

しかし翌日からはケムリを出すことに集中しようとします。

 

アスはニカイドウの特訓のため、ヘッドギアを差し出しました。

これを装着することで、魔法の力が変化するというのですが……。

 

ニカイドウ、怪物ゼリーと戦う

ヘッドギアを装着したものの、ニカイドウには何の変化も訪れません。

ニカイドウはそのままヘッドギアをつけて生活します。

 

風呂に入ろうとしたニカイドウは、バスタブに何者かが潜んでいるのを察知しました。

そこにはゲル状の怪物が隠れていたのです!

 

怪物はニカイドウを襲います。

怪物の力は恐ろしく強く、倒れたニカイドウは思わず誰か、と念じました。

 

その時、ゲル状の怪物を蹴り上げる男の姿が見えました。

怪物は素早く逃亡し姿を消します。

 

ニカイドウを助けた男は、あのカイマンでした

カイマンはニカイドウに、あの怪物は「ゼリー」という生き物で、魔法使いを襲うのだと教えます。

 

その後、カイマンと共に部屋から逃げ出すニカイドウですが、やがてこの世界が全て自分の意識が作り出した幻だと気づきます。

 

カイマンすら、ニカイドウの願いから造られたものだったのです。

真相に気づいたニカイドウは、どうすればこの世界から脱出できるのかをカイマンに尋ねます。

 

カイマンは壁を剥がし、中にいる怪物ゼリーを呼び込みました。

 

ゼリーを倒せないとこの世界から脱出することは出来ないと悟ったニカイドウは、再びゼリーに戦いを挑みます。

 

ゼリーはニカイドウの片足を取ると、彼女の足首を食い千切ります。

 

ニカイドウはその隙を狙い、ニカイドウはゼリーの頭に大きな一撃を食らわせました

ゼリーの首はもげ、宙を舞います。

 

ニカイドウは疲れ、意識が遠のいていきました。

 

目が覚めると、すぐそばにアスがいました。

アスの与えたヘッドギアは、ニカイドウの恐怖を具現化するものだったのです。

 

魔法とは自分自身だとアスは言い、ニカイドウはトラウマによってそれが解放されずにいたため、ヘッドギアを使用したと言います。

 

ゼリーはニカイドウの恐怖そのものだったのです。

 

納得したニカイドウは、ヘッドギアを取ります。

その瞬間、ニカイドウの頭から悪魔のツノが出現したのです!

 

ニカイドウの覚醒!八雲を救う

悪魔になるのでは?と心配するニカイドウですが、アスは悪魔試験に申し込んでいないのだからその心配はないはず、と答えます。

 

ツノの他に変化はないように見えたニカイドウですが、自分の体内に燃えるような魔法の力が宿っていることを感じます。

 

その威力を試すように、ニカイドウは自分の力を放出しました!

 

凄まじいケムリが勢いよく放たれ、アスの家は崩壊します。

とてつもない密度の濃いケムリは、煙ファミリーや十字目たち、そして十字目のボスも目にします。

 

ケムリは濃縮されついに立方体からメガランチャーのような形状のキューブに固定されました。

 

ニカイドウの魔法が完成したのです。

驚くアスと共に、ニカイドウはまず魔法を使って再び過去へ向かいます。

 

ニカイドウは故郷の川までたどり着き、今度は自ら八雲である赤ん坊を川から拾い上げました。

 

そのまま八雲は無事、おじさんとおばさんの手に渡ります。

安心して涙ぐむニカイドウが現在に戻ると、成長した八雲を見る事が出来ました。

 

煙ファミリーの鍵を握るのは、藤田だった!

煙ファミリーの「消」は全員に召集をかけ、十字目のボスの監視と煙の悪魔腫瘍捜索の任務を誰かに任せたいと発表します。

 

消がその使命に最もふさわしいと考えた魔法使い、それは藤田でした。

 

自分自身でも何故指名されたのかわからない藤田ですが、任務遂行を決意して屋敷を旅立とうとします。

 

途中で心や能井が自分自身の魔法のケムリ瓶を渡してくれ、優しさに感動する藤田でしたが、完全に気配を消すために全ての持ち物は消に没収されてしまいます。

 

自分を選んだ理由は、ファミリーから自分がいなくなっても困らないからと卑屈に考えていた藤田ですが、消はそれをはっきりと否定しました。

 

身を隠すことが大切なこの任務は、臆病でなければ出来ないと消は言うのです。

能力に自信のある他の幹部では、自分で十字目ボスを倒そうとしてしまいます。

 

さらに、ファミリーへの忠誠度が高いことからも藤田が適役だと消は励まします。

 

こうして藤田は消によって姿を消され、任務を開始したのでした。

 

十字目組織たち「レストラン丹波」を強襲する

11日前。

ある日、十字目幹部のひとり・佐治が気になることがあると言って、煙屋敷内のある置物の前に全員を案内します。

 

佐治が言うには、ここ数日この置物の中から奇妙な音がするというのです。

牛島田がその置物を破壊すると、腐敗臭とハエが周囲に蔓延します。

 

しかし、中に入っていたのは大きなキノコひとつでした。

ところが、より中を捜索してみると長い毛髪も発見されたのです。

 

毒蛾は嫌な予感がしますが、そこに十字目のボスが出現し、出動を命じられます。

 

5日前。

十字目ボスと幹部たちは、あらゆる魔法使いを殺しトラックに積み上げます。

 

以前は比較的温和だった毒蛾も、次第に人が変わったかのようにイラ立ち始めました。

毎日何人もの魔法使いを殺すように命じられた幹部たちは、次第に疲れが見え始めます。

 

しかしボスは立ち向かってくる魔法使いのみを襲え、強い魔法の自信があるヤツを襲えと言い、魔法使いを殺す手をゆるめませんでした。

 

2日前。

魔法使いたちは次第に町から出ていくようになり、「レストラン丹波」も閑古鳥が鳴き始めます。

 

ついにレストランにも十字目組織たちが出現し、社長とキリオンが彼らを退散させます。

 

レストランには十字目のボスも現れ、丹波社長の腕はキノコ化し、キリオンは押さえつけられてしまいました

 

隠されていた福山は見ていられず飛び出します。

福山の魔法で十字目組織の何名かはすぐにパイになってしまいました。

 

ボスにもパイの魔法を当てようとする福山ですが、ボスの動きは素早く魔法が当てられません。

 

劣勢に立たされた福山でしたが、丹波社長がバーナーの火を十字目ボスに当て、ボスは一瞬ひるみます。

 

しかしすぐにボスは心や能井を動けなくした、瘴気を使い福山と丹波社長を苦しめ、とどめを刺そうとしました。

 

そこでキリオンが十字目のボスの顔面に包丁を刺し、ふたつに切断します!

キリオンには瘴気が効かなかったのです。

 

苦しむボスは顔から大量の黒い血とドロを吐き出します。

さらに切断された顔は首から落ちて、新たな首たちが次々とボスの首から生えてきたのです。

 

複数ある首はやがてひとつだけになり、身体に収まりました。

その顔はボスではなく、「会川」のものだったのです。

 

その場に駆け付けた十字目幹部は唖然とします。

福山は魔法の攻撃を止めることなく、会川となった十字目ボスに向かってケムリを出そうとします。

 

その時、会川は「やれ!福山!」と叫びました。

福山は一瞬、声に聞き覚えがあると感じます。

 

しかし魔法を止めることは出来ず、ついに十字目ボスはひとつの巨大なパイとなってしまいました

 

感想。ニカイドウが悪魔化!やっぱり変化系パイ魔法が強い

もはや主人公=ニカイドウになりつつありますね。

ニカイドウの魔法がついに完全体となりました。

 

これからさらに魔法の威力がわかりますが、悪魔になったニカイドウがとても可愛いのです。

 

今はツノだけですがシッポもやがて生えてきて、とても愛らしい姿になります。

もちろん悪魔ですから最終形態はちょっとエグいものですが……。

 

福山は思いもがけない再登場となりました!

「ドロヘドロ」の世界では通常の魔法よりも変化系の魔法の強さが目立つのですが、福山の魔法がそれを証明していますね。

 

ちなみに福山のパイ、食べてはいけないようです。

以前食べたエビスはお腹を壊しています。

 

それほどきれいに表現されているわけでもないのに、ミートパイが食べたくなるのがレストラン丹波のシーンの凄いところです。

 

ここで初めてキリオンの素顔が公開されます。

可愛い眼鏡少女です。

 

ボスの瘴気が効かず、しかも包丁でボスを切り裂くことが出来るというかなりの強さを持っていることがわかりました。

 

「ドロヘドロ」の女性は全体的にタフすぎますね。

さらにここで藤田が一層重大な役目を果たします。

 

藤田自身あまり自分の能力に自信を持っていませんが、それでも単独で侵入する勇気が素晴らしいものです。

 

実はエビス、今は頭に魔法の髪留めが入ってしまい笑ってばかりいますが、「フジタ、帰ってきてね」と涙ぐんでいるシーンがあります。

 

このふたり、もう早くくっつけばいいのですが、何せエビスが薄幸すぎてうまくいきません。

 

というか、「ドロヘドロ」でくっつく男女はいません……。

 

すっかりカイマンが主人公であることを忘れそうな展開になりつつありますが、しばらくは待機を余儀なくされます。

これからもっとエライことになりますよ。

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