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ベルセルクの原作漫画のネタバレと感想

ベルセルク/千年帝国の鷹篇(22~35巻)の名シーンや名言とネタバレをまとめてみた

今回は、ベルセルクの原作マンガ『千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)』篇(22〜35巻)のネタバレ結末と感想をまとめてみました。

この章でも、見所となる名シーンや名言が盛りだくさんで、記事の後半で紹介しています。

 

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ベルセルク『千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)』篇のネタバレと結末

それでは、ベルセルク『千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)』篇のストーリーの結末やネタバレについて記載していきます。

新たな仲間との出会いもあり、ベルセルクワールドも一気に様子が変わっていきます。

 

むかわ
何が正義で何が悪なのか?自問自答しながら読んでいました。

 

グリフィスとの再会!そして旅の仲間が

キャスカを無事に連れ帰ったガッツを待っていたのは、受肉したグリフィスでした!

ガッツはすかさず剣を抜きますが、その前にはゾッドが立ちふさがります。

 

グリフィスはガッツを見ても心が動かないことを確認し、そのまま立ち去ってしまいました。

ガッツはリッケルトに「蝕」での真実を告げ、キャスカと共に旅立ちます。

 

キャスカを守る旅はガッツの精神を大きく削ることに。

そんな時に現れたのが、ファルネーゼと従者セルピコ、そして少年イシドロでした。

 

ファルネーゼはガッツの生きる力を学ぶため、旅に同行したいと申し出ます。

ガッツはキャスカを守るために、旅の同行を許したのでした。

 

霊樹の森の魔女、フローラとシールケの登場

ガッツ一行は旅の最中、ある老人から聞いた、「霊樹の森の魔女」と遭遇します。

 

魔女の館の主・フローラは、老人の村に現れたトロールを退治するため、弟子であるシールケを遣わそうと約束しました。

 

烙印の効力を打ち消す護符を提供する、というフローラの申し出に、ガッツ一行は了承し、トロール退治に向かったのです。

 

シールケの魔術の力は絶大で、トロールは全て水流で流されていきます。

さらにガッツは魔物の住処に向かい、そこで「ゴッド・ハンド」のひとりスランと遭遇!

 

ところがそこに「髑髏の騎士」が現れ、ガッツは大砲と剣でスランを追い払うことに成功しました。

 

ガッツ一行が「霊樹の森」に戻ると、館には炎が放たれていました!

シールケは炎の中から、フローラの念話を受け取ります。

 

「あの甲冑を、剣士どのに」。

フローラの「甲冑」とは、「狂戦士の甲冑」という呪物です。

 

シールケは怯えながらも倉から甲冑を取り出し、ガッツに装着させました。

 

すると、それまで歯が立たなかった巨大な「使徒」に恐ろしい力でガッツは立ち向かっていきます!

 

ガッツを正気に戻すという大役をシールケは担い、フローラはそのまま炎の壁となって一行を森から逃したのでした。

 

一方、グリフィスのもとには着々と名のある「使徒」が集結し、新しい「鷹の団」が結成されていました。

 

ミッドランド国王は崩御し、シャルロット姫は敵国クシャーンの大帝にさらわれますが、月夜にグリフィスが姫のもとに向かい、救出に成功したのです。

 

鎮守府ヴリタニス、帝国クシャーンの出現

安全な場所と言われる妖精島を目指す船を得るために、ガッツ一行は鎮守府ヴリタニスに到着します。

 

船を手にするため、一時は旅を離脱したファルネーゼとセルピコ。

 

ですが、ファルネーゼの仮の「婚約者」であるイース王国皇子・ロデリックがガッツ一行のために、船を提供してくれることになりました。

 

ガッツ一行は再びファルネーゼ達を迎い入れることに。

クシャーン大帝は鎮守府ヴリタニスに妖獣兵を向け、密かに軍を進めていました。

 

ガッツ達はクシャーン兵との戦いを交えながら、船に近づきます。

ところが、仙将・ダイバの使う強い妖術の前に、ガッツの甲冑の力が働きます。

 

シールケはガッツに憑依し、正気を導くことで辛くもダイバを退けました。

 

クシャーン大帝・ガニシュカは自らの魔力を使い、ヴリタニスの港に出現、ガッツ達を雷で焼き殺そうとします。

 

ところがそこに、新生「鷹の団」の先兵、ゾッドが出現しました。

ガッツは一計を案じ、ゾッドに飛び乗りガニシュカを蹴散らす策を与えます。

 

大笑するゾッド。

しかし計画通りガッツの剣はガニシュカを構成する力場を貫くことに成功し、ガニシュカ大帝は消え去ったのです。

 

ゾッドとガッツは分かれ、再び会う時に決着をつけることに。

 

グリフィスと新生「鷹の団」、ガニシュカ大帝と戦う

ついにヴリタニスにグリフィスと新生「鷹の団」が現れます。

 

グリフィスは直接、ガニシュカ大帝のもとに現れ、「決着は王都ウインダムで」と互いに兵をヴリタニスから撤退させることを提案。

 

ガニシュカは了承し、ヴリタニスからクシャーン兵を撤退させました。

 

鷹に勝てない、そう考えたガニシュカ大帝は、更なる力を欲し、「人工のベヘリッド」である魔子宮に自らを投げ込みました!

 

王都のクシャーン兵の命は全て霧に吸われ、ガニシュカの力となります。

結果、ガニシュカ大帝は、天高くそびえる魔界の巨体「終わりの魔獣」として生まれ変わったのです。

 

そしてついに、グリフィスと「鷹の団」は魔獣ガニシュカを迎え撃ちます。

全ての「使徒」は力を放ち、人と魔物が共に戦うという混沌とした戦場が出現し、人々は唖然としました。

 

グリフィスはゾッドに乗り、大帝の身体の中心部へ。

そしてグリフィスはフェムトに転じ、大帝の光を求める声に応じます。

 

その時、フェムトの背後から剣が出現しました!

「髑髏の騎士」です!

 

「髑髏の騎士」の「喚び水の剣」で切り裂かれたのは、フェムトではなくガニシュカ大帝でした。

フェムトが空間を捻じ曲げたのです。

 

切り裂いた空間から、光が溢れ「新しい世界」がこの世に誕生します。

この世全ての人の中を奇妙な風が通り抜け、新しい世界が目覚めます。

 

ひとつは、ウインダムに突如出現した「ファルコニア」の都。

 

さらにもうひとつは、「幻想上の生き物」が当たり前のように出現する「幻想世界」が誕生したのです。

 

ベルセルク『千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)』篇の名シーンや名言

「お前は すべてを喪失(うしな)うべきだ すべて 憎悪(ちから)の糧としろ」(23巻)

ガッツの中の「闇の獣」の言葉です。

 

キャスカを守る旅で精神を疲弊させたガッツは、自分の中の狂気に触れます。

 

全てをグリフィスへの復讐とするために、キャスカすらも手にかけろというガッツの心の闇は、次第に彼自身に語りかけるようになるのです。

 

「何もできない私に初めて託された 私よりも弱い存在」「私が無力であることを許してくれない」(26巻)

ファルネーゼがキャスカを守る時の戸惑いの言葉です。

 

役に立てないと嘆く彼女ですが、キャスカを守るという役目を与えられ、その責任に押しつぶされそうになりながらも、役目を全うします。

 

彼女にとってキャスカを守ることは、これまで自分が火刑に処してきた「弱い者」への贖罪でもあるのです。

 

「御師匠様この都は 人の世界は どうしょうも無く粗野で愚かで 醜いです ・・・けれど 御師匠様 その中で私 笑えてます」(29巻)

最愛の師匠を喪失したシールケの言葉です。

 

ヴリタニスの都会の空気に馴染めず、人間嫌いの彼女ですが、ガッツ一行は「ウチのモン」としてシールケを扱ってくれました。

 

師匠以外にも心を開きつつあるシールケの笑顔が愛らしい台詞です。

 

「だからこそ許すわけにはいかない そうなることだけは……!」(30巻)

ファルネーゼにガッツを近づけまいとする、セルピコの台詞です。

セルピコはファルネーゼがいつか狂戦士となったガッツに殺されるのではないかと危惧していました。

 

そのためガッツに一騎打ちを申し込み、互いに命をかけて剣を振るいます。

全てはファルネーゼのため。セルピコの深く、悲しい愛情が伝わってきます。

 

「ただ懐かしくて 立ち寄ってみた・・・ それだけです」(30巻)

ファルネーゼが再び旅に戻ると決心したときの台詞です。

 

屋敷に戻ったファルネーゼですが、やはりガッツ一行との旅が忘れられません。

そして、何よりも「自分が逃げ帰った」ということに、罪の意識を感じていました。

 

そんな彼女にガッツは「ここがお前の旅の終わりか」と問いかけます。

彼女は旅を終えず、無力な自分と向き合って旅を続けることを決心したのです。

 

「ふざけろ オレは正真正銘骨の髄まで人間様だ!」(31巻)

ガッツがガニシュカ大帝に放つ台詞です。

ガニシュカは「お前は鷹の配下か」と問いかけます。

 

超人的な力を持ち、甲冑でさらに敵を追い詰めたガッツですが、あくまで彼は人間であることにこだわるのです。

 

化物になるのではなく、人間のままで相手を倒す。

ガッツさんやっぱりかっこいいです!

 

「大切にするがいい さらに失うために」(33巻)

ガッツの悪夢の中で、「闇の獣」が吐く台詞です。

 

シールケの力をかりて甲冑の狂気を抑えるガッツ。

しかし、「闇の獣」はそれで抑えられるほど弱い力ではありません。

 

ガッツが今、旅をしている仲間すらやがて失うと獣は予言します。

それも全てグリフィスへの復讐への力とするために。

 

「人 魔物 それがどうした!?」「グリフィスと共に戦うか戦わないかでしょ!?だって…鷹の団なんだから!!!」(34巻)

鷹の巫女であるソーニャの台詞です。

 

ガニシュカ大帝との戦いで、「使徒」を指揮するグリフィスを見た人々は恐怖し、グリフィスを疑います。

 

それを一喝したのがソーニャです。

彼女は人と魔物を結び付け、「鷹の団」として共闘することを呼びかけます。

 

感想や見どころ

善か悪か!?グリフィスの天地開闢!

そしてガッツは海へ旅立ちます。

 

話の規模が一気に巨大化する「千年鷹の章」

この世に降臨したグリフィスは、自分の国を築くためにガニシュカ大帝、そして「髑髏の騎士」すら利用しました。

 

グリフィスが行ったのは、「人間界」と「幽界(=あの世)」を重ねる行為です。

 

この空間を繋げることは本来不可能ですが、「髑髏の騎士」の剣の力により裂け目が生じ、グリフィスがそれをさらに開きました。

 

これまで幻想でしかなかった化物や獣が跳梁跋扈する、「幻像世界」がガニシュカとの戦いによって、誕生します。

 

しかも王都にはそれまでの城ではなく、全てが鷹と翼のモチーフで造られたファルコニアの都が誕生しました。

 

グリフィスの力はどこまで肥大化するのでしょう。

さらに、グリフィスは人にも、魔物にも居場所を与えます。

 

壮大な都は魔物を寄せ付けず、人間らしい暮らしが保証された唯一の都となるのです。

全ての人々にとってグリフィスはまさに「救世主」と言えます。

 

彼はこの世に救いをもたらしたのです。

ただ、以前の「鷹の団」と引き換えに。

 

善と悪が入り混じる複雑な「ベルセルク」ワールドに突入します。

 

「狂戦士の甲冑」の恐ろしさ

「狂戦士の甲冑」はドワーフが呪物として作り、装着した人間の力を最大にまで引き出す鎧です。

 

同時にあらゆる感覚を奪い、敵と味方の分別なく切り捨てることもあったという伝説もあります。

 

ガッツはこの甲冑を身につけるごとに、実は命をすり減らしているのです。

味覚、視覚が弱っており、次第に全ての感覚が消失すると「髑髏の騎士」は予言しています。

 

力はすさまじいのですが、ガッツが命を削ってでもまだグリフィスの力には及ばないのではないかという見方が多いのが現状です。

 

さらに、甲冑の頭部は犬がモチーフとなっています。

これは「闇の獣」から引き出されているのですが、デザインとしていかがなものかというファンの声があるのも事実です……。

 

ちょっとだけ某アメコミ、〇ットマンに似ているというのも許してあげたいです。

 

ファルネーゼとセルピコ、そしてロデリック

とにかく後半はファルネーゼの成長物語ともいえるでしょう。

「聖鉄鎖騎士団」の無力な団長から、シールケに魔術を習い、今では立派に魔術を使えるにまで成長しています。

 

それには、キャスカの存在が不可欠でした。

自分より更に弱い者の存在は、ファルネーゼに重くのしかかります。

 

自分がただ逃げたくても、より弱いキャスカを置いて逃げることが出来ないのです。

 

自分以外の者のために初めて銀のナイフを使う彼女は、誰かのために何かをする、ということを体験し、強くなっていきます。

 

その成長を見守るセルピコは、自分のふがいなさを嘆くと共に、ガッツの力を認め、自分には出来なかったファルネーゼを導く、ということをやり遂げたガッツに感謝します。

 

しかし、ファルネーゼが狂戦士と化したガッツに近づけば、「死」しかありません。

セルピコはあらゆる脅威からファルネーゼを遠ざけたいために、ガッツに戦いを申し込んだのです。

 

さらにここにもうひとり、ファルネーゼを愛する男性が登場します。

イースの航海王子・ロデリックです。

 

ロデリックもまた、貴族でありながらも放浪を好み、海を駆けることを喜びとしています。

 

ロデリックはファルネーゼには普通の女性にはない、素直さと強さを感じ、政略結婚として仕組まれたものの、ロデリックは本気でファルネーゼを愛し、旅を共にするのです。

 

つまりファルネーゼには、ガッツ、セルピコ、ロデリックという素晴らしい相手がいるわけです!!

 

全員かっこよすぎなので決められないと思います……。

ガッツにはキャスカがいますし、セルピコは兄ですからね。

 

ちなみにこの後の航海で、思わずキャスカに対し嫉妬してしまうファルネーゼの姿があったりします。

同じくシールケもガッツのことは、やはり特別な存在です。

 

「使徒」博覧会のごとく現れる数々の魔物たち

ガニシュカ大帝も「使徒」である以上、クシャーン兵にも魔物はいます。

さらにグリフィス陣営の「使徒」たちも兵として戦いますから、もう魔物だらけです。

 

お好みの「使徒」や魔物が登場するので、その質感や迫力をぜひ!見てほしいと思います。

 

「鷹の団」陣営では、まずグリフィスの参謀であるロクスや、狩人アーヴァイン、火竜のグルンベルド、妖魔ラクシャスなどが一斉に本来の姿を見せます。

 

「鷹の団」でグリフィスのそばに控えているときは人型であることがほとんどなので、ガニシュカ大帝との戦で全員の「使徒」姿を見ることが可能です。

 

この「使徒」の姿のリアリティは、作者によると動物や爬虫類などのリアルな質感を出すようにしながら描いているそうです。

 

クシャーン兵については、少し特殊な形で誕生しています。

まずダーカと呼ばれる鬼兵ですが、これは「あらすじ」で出てきた魔子宮で生まれた鬼が兵士となったものです。

 

魔子宮はダイバが考案した、「人工ベヘリッド」装置です。

周囲には祈祷を行う僧侶たちを多数配置し、魔獣の肉を繋ぎ合わせた巨大な袋状の装置となっています。

 

この中に子どもを孕んだ女性を投げ込むと、女性の命と引き換えに子が鬼として生まれてくるのです。

 

クシャーンが恐れられているのは、こういった外法で他国の捕虜を次々と殺害していったからでしょう。

 

その他、ワニや虎、クジラなどにガニシュカの体の一部である霧を植え付け、魔獣と変化させたり、ダイバなどによってゾウが猛獣として操られています。

 

天然の魔獣兵ということもあり、力が強く、人の兵よりも強さが桁違いです。

 

ガニシュカ大帝はグリフィスがファルコニアを建造し、新しい「幻像世界」を完成させるための巨大すぎる当て馬というのが真実です。

 

ガニシュカ自身、幼少期は実母に毒を盛られ、父を殺し、最後は自分の息子に殺されるという悲劇を持ち合わせているところも「ベルセルク」らしい部分と言えます。

 

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