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ベルセルクの原作漫画のネタバレと感想

ベルセルク/断罪篇(14~21巻)のネタバレや名シーン・名言をまとめてみた

今回は、ベルセルクの原作マンガ『断罪』篇(14〜21巻)のネタバレと結末をまとめてみました。

 

黄金時代篇で衝撃だった「蝕」の続編となるガッツの孤独な旅を描いた章になります。

 

相変わらず、名シーン・名言もたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

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ベルセルク『断罪』篇のネタバレと結末

ベルセルク『断罪』篇(14〜21巻)のストーリーのネタバレと結末を記載していきます。

黄金時代篇から少しファンタジー色が強くなってくる新しいベルセルクの世界観にも注目です。

 

むかわ
ガッツのあまりの流血っぷりに、「ほんとに人間か?」と何度も突っ込みましたw

 

エルフの谷の「使徒」との戦い

「蝕」から2年後の旅。

パックとガッツは、国境に近い寒村でジルという少女を助けます。

 

ジルの村はエルフに襲われ、壊滅寸前だと言うのです。

ガッツはエルフと遭遇し、「使徒」であることを確認すると戦いを挑みます。

 

ところがジルは「使徒」の正体が、幼なじみの少女・ロシーヌであることに気づき、名前を呼びかけました。

ロシーヌはジルを抱えて、「霧の谷」に飛び去ってしまいます。

 

ロシーヌは大勢の子どもを奪い、自分の「エルフ」として羽化させていたのです。

ガッツはロシーヌとの対決のため、羽化場に潜入し火を放ちます。

 

幼い姿をしたロシーヌを斬れず悩むガッツは、苦心の末ロシーヌを倒すことに成功。

ジルと別れ、ガッツは再び旅に出たのでした。

 

「聖鉄鎖騎士団」から追われるガッツ!

ロシーヌとの戦いで傷を負ったガッツを助けたのは、パックでした。

ガッツはようやくパックの名前を呼び、ガッツの鞄はパックの住処となります。

 

法王庁直属の騎士団「聖鉄鎖騎士団」は、「各地で出現する謎の黒い剣士を捕獲せよ」という使命を帯びた騎士団です。

 

その騎士団長・ファルネーゼはガッツの捕縛に成功。

連行していきます。

 

ところが、パックの活躍であっさり形成は逆転。

ガッツはファルネーゼを人質に取り、「聖鉄鎖騎士団」から逃亡しました。

 

夜が明けるまで悪霊との戦いを繰り広げるガッツ。

その姿と異形の霊を見たファルネーゼは、祈ることすら出来ず、ガッツを取り逃がしてしまうのでした。

 

キャスカ失踪!ガッツは聖地アルビオン「断罪の塔」へ

ガッツは旅の途中で、「魔の子」にキャスカの身の危険を予言されます。

慌ててゴドーの小屋に戻ったガッツにもたらされたのは、キャスカ失踪の知らせでした。

 

ガッツは急きょ、「魔の子」に示された土地である聖地アルビオンに向かいます。

 

途中で「髑髏の騎士」と出会いキャスカの存在を確実に感じるガッツ。

しかし、「髑髏の騎士」はこれからアルビオンで「蝕」が再現される、と不吉な予言を残すのでした。

 

キャスカはアルビオンで娼婦として働く、ルカ達一行の仲間に守られていました。

 

しかし、仲間のひとりであるニーナは、恐怖から邪教に転向し、その集会にキャスカを連れていってしまいます。

 

集会ではキャスカに取りつく悪霊が溢れ、さらに「魔の子」が出現し、彼女の身を守護しました。

これによりキャスカは、「魔女」として信徒の信仰対象となってしまいます。

 

同じ頃、「聖鉄鎖騎士団」は異端審問官・モズグスとその弟子たちを、アルビオンまで護衛する任務についていました。

 

モズグスは異教徒に対して激しい拷問を加えることで知られる、敬虔な神父です。

団長・ファルネーゼは自分の弱さからその激しさに魅せられ、忠誠を誓います。

 

一方、ガッツは途中、イシドロという少年と出会います。

イシドロはガッツの剣技を見て、剣士となるべくガッツにつきまとうように。

 

ガッツはキャスカの居場所を知る、ルカ一行と無事に遭遇。

しかしすでにキャスカの姿はなく、邪教徒の集会担ぎ出されてしまった後でした。

 

邪教徒の集会は、「聖鉄鎖騎士団」によって全員検挙されていきます。

ニーナは信者として、キャスカは「魔女」として騎士団に連行されてしまったのです。

 

ガッツは塔に侵入し、キャスカを救うと誓います。

 

「断罪の塔」まで連行されたキャスカは、モズグスの拷問を受ける寸前に、悪霊と「魔の子」に包まれてしまいました。

 

悪霊は全ての生命を喰らい、次々と兵士や信者を溶かしていきます。

モズグス達は悪霊の大群に追い詰められ、礼拝堂にまで押しやられました。

 

礼拝堂でモズグス達を密かに見つめていた存在、それが実は「塔の使徒」だったのです。

「塔の使徒」はモズグス達に新しい力を与えると、その場を立ち去ります。

 

モズグスは怪物と化し、キャスカを魔女として火刑台に掲げました。

ガッツは塔内に急ぎ、ファルネーゼ達と共にモズグスのもとに向かいます。

 

弟子たちの激しい攻防戦が繰り広げられ、モズグスに煽られた民衆は、キャスカを火刑に処するべく騒ぎ初めます。

 

その民衆たちを巨大化した悪霊が、次々と喰らっていくのです。

まさにそれは、模された「蝕」でした。

 

求めしものは来たれり…グリフィス受肉

モズグスの隙をついて、パックとイシドロは火刑台からキャスカを救い出しました。

ガッツは最後の力を振り絞り、モズグスを倒します。

 

しかし時すでに遅く、塔は悪霊に飲み込まれる寸前です。

ガッツは生き残り全員と共に、灯を持ち朝日が近い場所へ移動しました。

 

民衆の詰めかけた塔は崩壊し、ガッツたちは無事悪霊の手から逃れることに成功します。

 

しかし、塔の瓦礫の中に一人の美しい男が立っているのを見ました。

 

「塔の使徒」の願い、神の降臨。

その願いが果たされ、あのグリフィスが受肉したのです!

 

クシャーンの大群が現れ、それぞれは避難を開始します。

 

ガッツはグリフィスを斬ろうとしますが、キャスカの身の安全を考え、いったん立ち去ることにしたのでした。

 

ファルネーゼ一行、イシドロもそれぞれの道を決め、旅立っていきます。

ルカだけが「塔の使徒」の死を弔い、塔に向かって花を捧げたのでした。

 

ベルセルク『断罪篇』の名シーンや名言

「あの村で何か楽しいことあったの?空を飛ぶよりたのしいことあったの?」(15巻)

これはロシーヌがジルを仲間に入れようと、説得する際に話す言葉です。

 

もともとロシーヌは両親の不仲から逃亡するため「霧の谷」に逃げ込んだという過去があります。

 

そしてジルは、毎日酔った父に殴られ、何も出来ない母を見ながら自分もいつかこうなるのではという恐怖を抱えていました。

 

そんなジルにとってロシーヌのこの言葉は、非常に胸に刺さったでしょう。

 

「ごっこじゃない ほんとに殺しっこしてるんだ」「人間だけだよ あんな風に楽しそうに殺せるの」(15巻)

パックの台詞です。

 

ロシーヌの仲間のエルフは「戦争ごっこ」で遊びます。

最初はほほえましくその光景を見ていたジルとパック。

 

ところが、戦争ごっこでは相手に本物の武器や針を突き刺し、串刺しをしたり拷問をするという本物の戦争を行うのです。

 

パックは彼らを早い内から人間の子だと見抜いていましたが、この殺戮を見て確信するのでした。

 

そしてジルもまた、ロシーヌが生み出した恐怖の子どもたちを見て、不安に駆られます。

このシーンは非常に残酷で、子どもならではの純粋だからこそ手に負えない残虐さが現れています。

 

「何なんだよ お前ぇ!」(16巻)

ロシーヌの怒りの言葉です。

 

ガッツはロシーヌに勝つために、羽化場に火を放ちます。

さらに自身が炎に巻かれないように、繭を切り裂き、中身の胎児ごと羊水を浴びるのです。

 

胎児を口にくわえ、臓物だらけになりながらも立ち上がるガッツは、怪物より怪物らしく見えました。

このシーンの修羅のガッツはかっこよすぎます。

 

「こんな見せ場で、縮こまっててどうする。拝み屋ならせめて台詞の1つでも決めてみろ。「神よ」ってよ」「オレにはもう奇跡は間に合ってる ヘドが出るほどにな」(17巻)

ガッツがファルネーゼを人質にとった時の台詞です。

 

夜になり、ガッツの周辺を悪霊が取り巻きます。

ファルネーゼにはその光景が信じられず、普段口にする神への祈りすらも恐怖で忘れてしまうほどでした。

 

そんな彼女にガッツはこう言い放ったのです。

ただ口先だけの「神」ではなく、本物の人外を見てきたガッツの強さがうかがえます。

 

「私達が真に求めるものはただひとつ それはこの世界に決定的に足りない最初で最後の欠片 即ち…」(20巻)

アルビオンの「断罪の塔」の使徒の言葉です。

 

「使徒」が願ったものは、この台詞通りのものです。

決定的に足りないと彼が考えたものは、「神」でした。

 

彼は自分の使徒としての魂と肉体、そしてこの世界と引き換えにグリフィスを降臨させるのです。

 

「神に会えたら言っとけ!!放っとけってな!!!」(21巻)

ガッツがモズグスに対して言い放つ強い言葉です。

 

翼と怪力を得た使徒「もどき」のモズグスは、炎に焼かれながら塔を落ちていきます。

 

火刑台からキャスカを救い出し、民衆の願いを妨げるガッツは、モズグスに悪として処罰されそうになるのです。

 

ただひたすらに信仰に生きたモズグスにかけた、ガッツの最後の言葉は最高にクールでした。

 

「祈るな!!祈れば手が塞がる!てめえが握ってるそれは何だ」(21巻)

ガッツがファルネーゼに檄を飛ばす一言です。

 

炎の輝きは、塔の悪霊を遠ざけます。

 

祈りで恐怖を正面からとらえようとしないファルネーゼに対し、ガッツはひたすら生きるため声をかけるのです。

 

尊い祈りですが、ガッツの世界ではそれは通用しません。

ただ生きるために剣を振るうべきなのです。

 

感想や見どころ

「ロスト・チルドレン」編は迫力あり!

ついにグリフィスが復活するところまでを描きます。

 

名作なのに映像化されない「ロスト・チルドレン」編

原作14巻から始まる「断罪編・ロストチルドレン」編は非常に良い作品です。

ところが、あまり本筋には関わりがないのでアニメ化や映画化されていません。

 

正直、「ロスト・チルドレン」編は本筋と離れるとはいえ、内容は面白く短編としての出来はかなり良いものとなっています。

 

機会のある時にはぜひ、読んでみてほしい章です。

 

村を襲うエルフの正体、それはジルの幼馴染のロシーヌでした。

ロシーヌは巨大な羽根と触覚を持ち、自分を「エルフの女王」だとジルに話します。

 

もちろん、ロシーヌは「使徒」であり、子どもたちを攫っては自分の配下として育てあげていたのです。

 

ガッツの思わぬ弱点は、相手が子どもの場合無意識に殺すのをためらってしまうことでした。

 

現にロシーヌ戦では3度もチャンスがありながら、剣を外してしまうという彼らしくない部分が見られます。

 

こういった部分も、戦闘シーンの魅力です。

 

特にロシーヌへの留めを刺すときに、両頬を鋭い触覚で刺されながらもドラゴン殺しを振るう瞬間は、読者の心を震わせるシーンと言えるでしょう。

 

ガッツの魅力は、自分よりもはるかに強力な力を持つ敵と戦うところにあります。

「ロスト・チルドレン」はそうした部分も良く表現されている名作なのです。

 

「断罪の塔」の使徒の願い事がわかりにくい

「断罪の塔」は非常にストーリーの難易度が高い章です。

アニメ版「ベルセルク」では、かなりかみ砕いた表現がされたため、理解が進んだという人もいるでしょう。

 

塔に住む「使徒」が願ったものは、原作ではあえて伏せられています。

 

しかしアニメ版では、この世に必要な最も必要で、最後の欠片である「神」を欲したと明言されているのです。

 

アルビオンの難民たちも、異端審問官モズグスも、全員が「神」を求めていました。

そして、そこで起こる悪霊たちによる模擬蝕が重なります。

 

ガッツたちは「神」に祈るのではなく、あくまで自分の手で危機を脱出し、生き延びようとします。

それは、ルカ達も同じことだったのです。

 

最終的にはただ「神」に祈るしかなかった者は死に、自分たちで運命を切り開こうとしたガッツたちだけが生き残ります。

 

このあたりは理解すると非常に意味が深く、素晴らしいストーリーとして仕上がっているのです。

 

次回からは「ガッツルート」「グリフィスルート」で分岐発生!?

グリフィスが復活したことで、以降の展開は「グリフィスの成功の軌跡」も描かれることになります。

 

そしてそれに挑むガッツたちは、「ガッツ一行の旅」として表現されるのです。

 

これまではガッツ一行の道筋だけが「ベルセルク」のシナリオでしたが、ここからは物語が二重になります。

 

毎回どちら側の話が掲載されるか、楽しみになったものです。

 

そして「グリフィスルート」だった時には、「ガッツどうした!」「キャスカどうなった!?」という声がネット上にあげられます。

 

現在もこの二重の話は継続しており、そこに追加で「リッケルト達」の道筋も加わるというミルフィーユ構造になりつつあります。

 

追いかけるのが大変です……。

でもどのルートも必ずその後が気になるように描かれているのは、さすがとしか言いようがありません。

 

コミック14巻は買い!「ベルセルク・ザ・プロトタイプ」が掲載!

14巻は「鷹の団」終焉ということで、14巻巻末には三浦建太郎が大学生時代に描いた「ベルセルク」のベースとなる「ベルセルク・ザ・プロトタイプ」が丸々一話収録されています!

 

これはファンにはたまらない特典です。

 

主人公はガッツ、復讐の旅という基本的なスタイルはここで全て出来上がっていることがわかります。

 

パックが女の子であることや、暗黒神ヴァナという最終目標があること、加えて両親を殺されていることなど細部に変更はありませんが、人でありながら復讐に身を焦がすことで、怪物以上のなにかに変貌していくという内容は変わりありません。

 

絵柄もまだまだ未熟な印象を受けますが、貴重な投稿時代の作品が読めるというのは非常に嬉しいです。

 

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