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ベルセルクの原作漫画のネタバレと感想

ベルセルク/黒い剣士篇(1〜3巻)のネタバレ結末と感想をまとめてみた

今回は、ベルセルクの原作漫画(1〜3巻)『黒い剣士』篇のネタバレと感想について書いていきます。

 

名シーン、名セリフも紹介していきますので、よりベルセルクを楽しめるような内容になればと思います。

 

ベルセルクの『黒い剣士』篇のネタバレと結末

ここでは、黒い剣士篇のストーリーの流れがどうなるのか?

どんな終わり方になるのかといった結末を記載していきます。

むかわ
それでは、さっそくですがどうぞ!

 

「黒い剣士」、現れる

ミッドランド国のとある酒場で、妖精パックは危機に陥っていました。

体を縄で縛られ、酔っ払いたちのナイフ投げの的になっていたのです。

 

突如縄が断ち切られ、驚くパック。

大剣を持った男が酒場に入り、悪漢たちを突然切り伏せたのです!

 

男は生き残った者に「黒い剣士が来た、と伝えろ」と言い残し、立ち去ります。

パックは、自分を助けてくれた男に興味を持ち、背後からついていくことに。

 

男はエルフが大嫌いだ、と言い放ちますがパックは全く気にせず、そのまま彼と共に旅路を共にします。

 

「黒い剣士」はガッツ、と名乗りました。

ガッツは王に捕縛されましたが、パックの助けにより脱出し、王と一騎打ちをすることに。

 

王は巨大な蛇の怪物の姿と変貌し、ガッツを襲います!

ガッツは大剣を振るい義手のボウガンを撃ちまくることで、化物を殺したのです。

 

あまりの凄まじさから、パックは思わずガッツのこと「…狂戦士(ベルセルク)」とつぶやきました。

 

ガッツを馬車に乗せた、親子の哀しい運命とは

雨の中、ガッツは幌馬車に乗った老人に声をかけられます。

雨宿りの同行の申し出を断るガッツでしたが、老人とその娘のすすめもあり、幌馬車に乗り込むことに。

 

そこにはパックの姿もありました。

突如馬車は停止し、馬が暴れ出します。

 

ガッツの首元の烙印がうずいていることから、ガッツはすぐ外に出ました。

馬車は、あらゆる死体と死霊に囲まれていたのです。

 

死霊のひとりが娘を殺し、戦いの火蓋が落とされました。

ガッツは骸骨の兵の群れを次々と切り伏せます。

 

そこに、先ほどの娘がゾンビとしてガッツの前に立ちふさがりました!

ガッツの腹部に、彼女の剣が刺さります。

 

しかし、そこまででした。

ガッツは、今度はためらわず少女を真っ二つに切り伏せました。

 

「俺は耳」「俺は右腕」「心臓だ、心臓がいい」

 

悪霊はガッツにいつまでも付きまとい、その身を喰らおうとしています。

ガッツはそのまま旅路を急ぎ、パックはそれについていくしかありませんでした。

 

城に住まう伯爵の正体と、「ベヘリッド」

ガッツは伯爵と呼ばれる、王の命令として捕縛される寸前を、男に助けられます。

その男は、王に妻子を殺されたという元・医者バルガスでした。

 

彼は王の真実の姿を見た、というのです。

王は異教徒を城に集め、拷問しその遺体を喰らっていたと言います。

 

さらにガッツには、その王が大切にしていたという宝を見せたのです。

それは呪物「ベヘリッド」でした。

 

「ベヘリッド」と引き換えに、元・医者の「王を殺してくれ」という頼みを聞くガッツ。

ところが、バルガスは王に捕まり、次の昼間に断頭台で処刑されてしまいます。

 

パックも捕まり、王の鳥かごに入れられてしまいました。

パックはそのまま、王の娘のもとへ運ばれます。

 

娘・テレジアは部屋から出ることを許されておらず、王の寵愛を受ける身でした。

テレジアは囚われのパックを解放し、パックは「ここから出してあげる」と約束します。

 

異次元の空間が開き、謎の「ゴッド・ハンド」が現る!

ガッツは城に侵入し、兵士たちをボウガンで仕留め、王の眼前に立ちました。

そのとき、王の姿は巨大なナメクジに変貌します!王の真の姿は、怪物だったのです。

 

ガッツは王の力によって叩き潰されそうになります。

しかし、そこで王の動きを止める少女の叫び声があがりました!

 

城の騒ぎを聞きつけたテレジアが、王の姿を見てしまったのです。

怪物と化した王に恐怖を抱く姫を見て、王は逆上しガッツを殺そうとします。

 

ところが、ガッツは反対に姫を人質にとり、王を大砲で仕留めることが出来ました。

 

散り散りになった王は、「死にたくない」と強く願います。

その瞬間、あの「ベヘリッド」が姿を変え、血の涙を流しました!

 

異世界への空間の扉が開いたのです!

そこに現れたのは、5人の天使「ゴッド・ハンド」。

 

ガッツの烙印は壮絶な痛みを発し、気絶寸前にまで追い詰められますが、「ゴッド・ハンド」のひとり、フェムトに対しての激しい怒りで何とか立ち上がります。

 

「ゴッド・ハンド」は王に再び供物をささげるならば、力を与えると約束しました。

フェムトは新たな生贄として、娘テレジアを指さします。

 

そして、テレジアの前には王の過去が映し出されました。

王は遠征から帰還後、王妃を訪ねます。

 

ところが王妃は、邪教の集会で見知らぬ男や女と交わっている最中でした。

怒りのあまり、王はその場の人間を虐殺しますが、愛する王妃だけは手にかけることが出来ません。

 

その時、「ベヘリッド」が働き、王は王妃を贄として「ゴッド・ハンド」と契約をしたのでした!

姫は現実を突きつけられ、涙を流します。

 

ついに王は最後の選択を迫られますが、テレジアを捧げると言えませんでした。

途端に地獄の亡者たちが群れを成し、王の体を喰らいます!

 

その群れの中にはあの、バルガスの姿もあったのです。

唖然とするテレジアの前で、ガッツは立ち上がりフェムトに大砲を放ちます。

 

しかしフェムトは一瞥して大砲の軌道を変え、「ゴッド・ハンド」は再びかき消えてしまいました。

テレジアは泣き叫び、パックの言葉も耳に届きません。

 

ガッツを激しく憎悪した彼女は、「殺してやる……いつか必ず殺してやる!」とガッツに言い放つのでした。

 

ガッツは黙り込み、その場を離れます。

その目から涙がこぼれるのを、パックは見逃しませんでした。

 

『黒い剣士』篇の名シーンや名言

「それは 剣と言うにはあまりにも大きすぎた 大きく 分厚く 重く そして大雑把すぎた それは 正に鉄塊だった」(1巻)

ガッツの大剣「ドラゴンころし」を表現した一文です。

飾り気がなく、ただ巨大な相手を切り裂くことだけに特化された剣は、ガッツそのものの姿とも言えます。

 

「体が寒い……死ぬのは、嫌だ!」(3巻)

「使徒」である伯爵は、すでに王妃を生贄に怪物と変化した男です。

彼は死の寸前に「ゴッド・ハンド」に出会い、再度契約のチャンスを得ます。

 

しかし、フェムトから「愛しい者の死でなければ意味がない」と言われ、今度は娘であるテレジアを捧げるよう言われるのです。

 

「使徒」は凄まじい生命への妄執を持っています。

とにかく「生きたい」と願うのが、「使徒」の持つ性質です。

 

これに抗えない彼らは、ある意味最も人間らしいのではないでしょうか。

 

「殺してやる…いつか必ず、殺してやるんだからァ!」(3巻)

部屋をようやく飛び出したテレジアが見たのは、自分の父の真実の姿と、それを殺した黒い剣士でした。

 

テレジアにとって、部屋の外は地獄だったでしょう。

彼女は部屋に戻りたいと言い、ガッツを激しく憎みます。

 

「あなたさえ来なければ」とテレジアはガッツをなじります。

そして絶望のあまりテレジアは自殺しようと、床下に空いた巨大な穴に身を投げようとしたのです。

 

それを救ったのは、ガッツでした。

ガッツは大剣で彼女を救い上げたのです。

 

テレジアの怒りは最高潮に達し、ガッツを殺すと誓います。

 

「ああ、いつでも待っているぜ」とガッツは彼女に冷たい態度を見せ、立ち去りますが、実は涙を流し哀しい表情を浮かべていたのです。

 

今まで激しく怒りに燃え、あれほど憎悪に染まっていたガッツが涙したことに、パックは驚きます。

 

これはのちに明らかになるのですが、ガッツはここまでの道で大勢の友と、かけがえのない存在を喪失しているのです。

 

理解されず、憎まれながらもガッツは彼らの復讐のため生き続けなければなりません。

 

そんな哀しみをテレジアにも重ねたのでしょうか。

ガッツという狂気の剣士が、一瞬だけ人間に戻る貴重な場面です。

 

感想や見どころ

初期「ベルセルク」はとにかくエグい!荒々しい絵柄にも注目です。

エゲつない仕上がりのガッツさんを見よう!

1巻から3巻までのガッツは、全コミック中最も悪役に近い位置にいます。

弱い者を見下し、死ねない「使徒」を拷問し、触られただけで怒るという恐ろしい剣士です。

 

「最近のガッツは丸くなった」と指摘されるようになって久しいですが、序盤は一切精神的余裕を感じません。

 

同乗した馬車の人間を自分の災厄に巻き込み、バルガスのような弱者の依頼も平気で断り、パックに至っては殺そうとまでします。

 

そのためストーリーはパック視点で進む印象が強いです。

もちろんガッツがこうなったのには理由がありますが、それはしばし語られることがありません。

 

個人的にはこのくらい荒れ果てている「黒い剣士」も好ましいのですが、最初から悪人というのも肩入れしにくいので、パックを最初に投入して正解だったと感じます。

 

いやー、本当に残酷な剣士として描かれているのですよ。

その分、テレジアのもとを立ち去る際に見せる涙が際立ちます。

 

「使徒」の「生きたい」欲望が強調されている前半

「使徒」は3名登場しており、内1名こそ序盤で即死していますが、他は脅威の生命力を見せつけ、なかなか死ぬことはありません。

 

その強靭すぎる肉体のせいで「死ねない」という特性すらあります。

 

ガッツはそれを利用し、生きたまま火あぶりで殺害したり、実の娘の前でナイフで切り刻んだりと散々な目に遭わせて殺害するのです。

 

しかし、どの「使徒」も絶対に死にたくない、生きたいと懇願します。命ごいすらします。

 

「使徒」は自分の欲望のためにすでに犠牲を捧げた元・人間です。

そのためなのか、生命に強い執着があるのでしょう。

 

テレジアの王ですら、本来であれば娘をフェムトたちに捧げていたかもしれないのです。

序盤の「使徒」はガッツと違い、とにかく生きることに執着します。

 

これがかえって残酷さを増す要素になっているのです。

さて、実はベルセルクファンの間では知られている事実があります。

 

冒頭1巻でガッツと突然性交している女型の使徒、実はのちに「蝕」で登場するのです。

登場シーンは13巻「蝕」のコルカス死亡シーン。

 

元・盗賊の団員コルカスは、蝕の出来事を夢だと信じ、自分の部下を置いて逃げ回ります。

その最後に待ち受けていたのが、この美女の姿でした。

 

コルカスは「やっぱり夢だ」とつぶやきながら、彼女の胸に頭をうづめます。

途端、彼女は使徒に変貌しコルカスを喰らうのです。

 

同じように、ナメクジ型の使徒も登場します。

彼の場合は「蝕」の前触れの時にも姿を確認出来ますが、実は最もショッキングなシーンで活躍しているのです。

 

ガッツが他の団員を探しているとき、仲の良い団員・ピピンを発見しました。

ガッツはピピンに近づきますが、ピピンが全く反応しないことに気づきます。

 

ピピンの体は中だけを喰らわれ、外側だけを残されていたのです。

これを人形のように遊んでいた使徒が、このナメクジ型の使徒だったというわけです。

 

そう考えるとお互い、血で血を洗う戦をしているのだけなのですが、あまりにもラストはどちらも悲しすぎます。

 

絵柄はとにかく粗い!しかしそのほうが良かったかもしれない!?

三浦建太郎のデビューして間もない時期なので、絵柄は粗く、画力は現在よりもかなり荒々しいレベルです。

 

しかし、迫力はしっかりあります。

悪人の身体をまっぷたつに切り裂くシーンや、大剣の回転で相手を断ち切るシーンは、血量たっぷりの大迫力です。

 

その点においては、かなりグロテスクな表現が強めと言えます。

 

「使徒」も人間形態の時から、他人の耳をナイフとフォークで食べていたり、拷問を加えて人間を丸呑みするなど、エグめの描写が多いです。

 

血なまぐさい、残酷描写が強めであるのが初期「ベルセルク」の特徴とも言えます。

 

現在はCG技術を取り入れ、1ピクセルにまで精密な画を描き込む作者ですが、読者の間には「この時代あたりが良かった」というタイプも少なくありません。

 

本来、ガッツの旅はこのように荒々しく、情け無用であるべきものだからです。

 

ひとりで烙印の悪霊と、国内に散らばる「使徒」を倒す旅を続ける男なのですから、やはりそれなりの男らしさが欲しいところなのです。

 

最近はガッツも仲間を得て(しかもほぼハーレム状態)、初期のようなヒリヒリとした作風が薄れていることを嘆くファンもいます。

 

このあたりは読者の好みに左右される部分でしょう。

個人的にはこの時代のガッツは性格に難がありすぎるので、もう少し丸くなった時代のほうが好ましいですね。

 

画力もこのあとから一気に上がります。

 

次回は最も人気のある「黄金時代」編です。

 

何度も映像化されている、まさにガッツの輝かしい時代といえます。

そのぶん、最後の「蝕」のシーンは地獄の極みと言えるでしょう。

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